でりら日記

日々の雑記帳

電脳コイル 23話 かなえられた願い

2007年11月11日 | 今週のコイル
 あまりにむごい。小学生になんて事を(あああいろんな意味で胸が痛い耳が痛い)。

 前々回(21話)よりまだ日付も変わっていない、長い長い一日。新校舎に移り、新しいクラスメイト
の中でハブられるイサコ、弱ってゆくデンスケ、ヤサコ宅でついに崩れるイサコ。総集編を挟んでと
どめ。鬱展開を予想してはいたものの、NO DATAは辛い・・・辛すぎる。

 勇子は本当に本当に孤独で寂しかったのだな、と改めて思う。前々回の涙の告白といい、今回
の受話器越しの告白といい。ああ切ないぞ。よしよしってしてあげたい。こういうコが脆いところを
見せると、もう可愛くって仕方がない。

 優子の押し付けではない気持ちをだんだん素直に受け取れるようになったものの、それでも面と
向って腹を割って話せない、それはケータイ依存の今時の子供でなくてもよく解る。顔が見えない
時からこそ心の底を見せられる、一度触れてしまったら、怖くてそれ以上進めない温かさもある。
それでも伝えておきたい言葉。奥の底の底に隠したもの、そして眼鏡を捨てて手に触れられるも
のだけを信じろ、という言葉。今のPC漬けの、メールや情報依存の生活者にとってはずしんと来
る言葉だった。

 「すまない」、21話から勇子はそう詫びてばかりだ。自分を責め、責任を取ろうとしハラケンと同じ
く死に場所を探していたような半ば自暴自棄な言葉も何もかも痛々しくて純粋すぎて、良くも悪くも
高潔すぎたのだろうと思う。望んだものは一つだけ、うわべだけの薄ら寒い形式上の結びつきを
受け容れることのできなかった、澄んだ心の行き着く先はこの世ではない別の何処か。でも、微か
な道を辿って、優子にもう一度辿り着いてくれたら。

 私の命を呉れてやる、は、それでいて重い。
 デンスケの忠犬ぶりといい、もうNHKアニメで泣かされたのはナディア以来かな・・・

 猫目はどんだけ鬼畜なんだ。小学生の女の子にさせることか?こいつはこいつで純粋に自分の
望みを、親の名誉を注ぐことに邁進しているだけになんとも。しかしやってる事が黒すぎる。何を犠
牲にしても構わないというあたり、許しがたいのだが。嫌いになれないんだよなぁ。

 「電脳コイル」という言葉が明かされた20話あたりから、台詞による大解説が増え、大風呂敷を
大慌てで畳みにかかっている感は否めないのだが(今回なんてとても小学生の独白とも思えない
し、オバちゃんの話を聴いているフミエとダイチはちゃんと付いていけているのかとか)、こういうの
は嫌いじゃない。

 あと残り数話、回収できるのか心配になってきたが、イサコ、ハラケンの帰還を祈るばかり。

 


 おまけ。今週のドラゴノーツ・レゾナンス。
 巨乳もほどほどでないとありがたみが薄れるということがよーくわかった。ポロリ以前にはみ出て
るし。いやお尻もすごいデザインの服なのだが。右向いても左むいても爆乳だとなんというか巨乳
インフレが起きます。

 ギオ。
 誰かに似ているなぁと思ったら、b+のハジさんですな。やや筋肉質ながら。人ならぬ存在に変身
する忠犬、主人は姫、属性・受。主人公と二人でいても、主人公自ら受なのでプラトニック百合カッ
プルのようだ。
 ドラゴンとドラゴノーツ、一人の姫を巡る従と操縦者、なのだけれど、二人揃って受け受けしてい
るので何の問題もなし。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。