でりら日記

日々の雑記帳

筋肉少女帯「新人」/今週の勘助再放送など

2007年09月09日 | 趣味の雑記
 勘助の再放送など観つつ。
 母上=由布姫が泣いている時に勘助は何をしておったのじゃ、と鋭いツッコミを入れる四郎若君、
いやはや只者ではない。いいよいいよそのツッコミ。その歳でカップリング厨とは(←違う)。
 いろいろほったらかしにされている由布姫、かわいそうなんだけれどそれより可哀想なのはとば
っちりを喰った勘助。主君相手の腹芸、久々。若し由布姫が諏訪の嫡男であったなら武田は勝利
出来ていたか。愚問。

 しかし、勘助は老けてゆくけれど由布姫はいつまでも若い。厳しい性格を承知していた筈なのに、
結局「一緒に居て心が休まらない」と来るのだな。本当に男というものは仕方のない生き物で。由
布姫相手では簡単な誘導尋問にも引っかかってしまう勘助はこれまたしようのない男だ。(またそ
こがいい。)しかし、四郎の辿る道を思うとこれまた。

 悋気という言葉だけで抑えきれぬ感情、少なからず心当たりが在る身としては非常に非常に辛
い。でもそこで勘助の心を涙で動かそうとするのか。男が非情なれば、女は卑怯にも姑息にもなる
しかないではないか?久しぶりに出てきては不遇に身を捩る姫、見ていて辛いけれどもそれがま
た美しくもある。三条も、由布も、精一杯煌いている。

 ここで登場の三条夫人、勘助の思わぬ助け舟となるも皮肉。三条夫人、いい顔になってきた。辛
いけれどこれも正論。この人が一番辛い思いを耐えてきている。

 再度、筋肉少女帯・再結成記念アルバム『新人』。
 もっと早く、仲直りしたかったのかな。(と好意的解釈をしつつ)
 イワンの馬鹿、ちょっと軽いバージョンだったけど久しぶりでgood。新曲はパワーの衰えを見せ
ず疾走感に溢れている。勿論、幾分落ち着いた曲もあったのだが。

 自分達の歳や、ファンをほったらかしにして喧嘩→解散→再結成、の照れ隠しや反省や謙虚な
心がそこかしこに垣間見え、尚且つファンの期待に応えようと老いかけた身体に鞭打って(いや失
礼)再び血と汗を流そうとしている。いいアルバムでした。ちなみに、ジャケットはテガミバチの浅田
弘幸氏。爽やかすぎず甘すぎず、しかし『一から出直します』感に溢れた清清しい笑顔。『キラキラ
と輝くもの』の高橋葉介起用もgoodだったが、今回もまた佳し。

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