泥子のブログ

南房総の山里や海の風景、
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第三者調査委報告書をご遺族に~金丸市長

2018-09-28 01:27:18 | いじめ自殺問題 館山
9月25日の16時30分過ぎ、館山いじめ自殺問題のご遺族宅へ金丸館山市長が訪れました。
2008年9月10日に発生したいわゆる「いじめ自殺事件」の第三者調査委員会の報告書については、
すでに9月10日、その要旨は渡されていましたが、この本編をもってこられたのです。
その様子の概要は以下の通りです。

【金丸市長】(焼香後、着席し)10年にも長きにわたりたいへん申し訳ありませんでした。
こういう不幸なことは二度と起きてはいけないので、報告書を真摯に受け止め市教委などに話をしてゆきます。
長い間、ご苦労をおかけし本当に申し訳ありませんでした。
【田副氏】市が一丸となって対策してもらうことを切に願います。
これからどうされてゆくのか、見てゆきたいと思います。
また、当時の学校や市教委の皆さん方、校長、教頭、担任、野球部顧問の皆さんが、
どう考えておられるのか、ぜひ聞きたいです。
【金丸市長】これから市教委に報告書を届けます。
信頼関係や初期対応についても疑問視されて書かれていますので、含めて話をします。
今後、具体的にどうするのかは、市教委で精査して対応してゆきます。
二度と起きてはいけないので、対策を含めしっかり考えてほしいと市教委には申し入れます。
【田副氏】起こってしまったことですが、改めて、どうしたらいいか、考えて頂き、
未来の子供たちに活かしてもらいたいです。
また、それらを市民レベル、地域レベルでやってもらえればいいと思います。
【金丸市長】残念なのは、ご遺族の立場に立ってやってきたのかがいちばん残念です。
子供たちの目線に立つのが教育の根本だと思いますから、非常に残念です。
【田副氏】市教委も学校も行政的に重きを置いているように思えました。
教育=子供ですから、第一に何を守るかですね。
これからいい教育をしてほしいと思います。
【金丸市長】もう少しできなかったのかというお気持ちもあろうかと思いますが、
委員会の皆さんも職員も一生けん命やってきたことだけはご理解をお願いしたいと思います。
【田副氏】一生懸命やって頂いたと思っています。
一部に今更なにやっているんだとかの陰口もありましたが、当事者でないとわかりませんね。
当日、連絡を受けて家に来るこの50mの道を、「嘘だろ、嘘だろ・・・」と思って上ってきましたが、
婦警さんが居て、がっくりしました。
これから、子供たちを守るために、大人がいかにしてゆくのか、
どういったものを作ってゆくのかだと思います。
市長は市のトップなのでよろしくお願いします。
(以下、略)

(市長を見送った後、記者会見)
【記者】今、市長と話をされた感想は?
【田副氏】これからの対応を見させていただくことになります。
市が全面的に動いてくれれば倅も良いと思います。
10年も経っている中で、調査委員会の先生方にはご尽力いただきました。
これからよりよい教育環境ができると良いと思っています。
【記者】
【田副氏】何があったのか、間違ったなら直せばいいので、
子供たちの立場に立てば見えてくると思います。
【記者】報告書の提言の進捗状況について、注視してゆくと?
【田副氏】これで終わったわけではないので、その都度、確認はとりたいと考えています。
そしてまた子供たちのためになるなら経験したことを話してゆきたいと思います。
それにしても先生方の話が聞こえてきませんので、そこは確認できればと思います。
どう考えているのか、直接聞けないのであれば、市教委を通してでも聞きたいです。
なおですが、教育長が概要の時に焼香したいと電話してきたので断りました。
本文も読んでないうちに何のための焼香か、私には理解できないので、
本文を読んでから、どう考え、どうするのか考えたうえで焼香するならしていただきたいと言いました。
【記者】当時の校長は確か、体協の会長になって、教頭は校長になっているはずですが?
【田副氏】お考えはぜひ聞きたいですね。

※以上ですが、なにぶん手元メモですから、漏れも間違いもあると思いますので、文責は小出にあります。
なお、報告書と要旨については館山市のHPで公開されています。
「館山市立中学校生徒の自死といじめに関する第三者調査委員会報告書」で検索しますと出てきます。






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