23日、柏でシンポジウム

今日は千葉市内で第27回第三者調査委員会が開かれました。
2008年9月10日に起きた館山市内の中学2年男子生徒の自殺事件ですが、
すでに10年が経過しようとしています。
委員会発足の経過などはすでに書いてきましたので省略しますが、
いよいよ9月10日予定の委員会で報告書を出せるようにしたいと、
今日、委員長が記者会見で言っておられました。

こうした状況の中、
6月23日（土）　18時30分～20時30分、
柏市内の、「アミュゼ柏　1階　プラザ」で、
「館山いじめ事件　シンポジウム」が開かれます。
主催は、「防災教育を考える会・柏」で、
代表は本件を共に考え行動されてきた琴寄政人氏です。

シンポジウムのパネラーは、
ご遺族（田副義春氏）、
市議会でずっと取り上げ続けている館山市議会議員（石井敏宏氏）、
本件を最初に報道した毎日新聞記者（中島章隆氏）、
ご遺族支援を続けている「館山いじめ問題を考える会」の事務局担当者（私：小出一彦）です。

この問題は、当初調査用紙を保存期間を無視して校長・教頭が廃棄したり、
再アンケートの回答を隠蔽した疑惑が浮上したり、
議会答弁が二転三転したり、
第三者調査委員会の委員選任方法を巡って対立が長引いたり、
第三者委員会の事務局責任者が利害関係者だったりと、
様々な問題が発生しました。

ご遺族は「息子に何があったのか事実を明らかにしていただき、
この間の関係機関の対応がどうだったのかも合わせて検証し、
こうしたことが二度と起きないように再発防止にむけてもらいたいと、
ずっと訴えてこられました。

報告書がどういう内容になるのかまだわかりませんが、
少しでも多くの人に経過を含めて何があったのかを知っていただくことが、
再発防止の一助にもなるのではないかと思います。
参加費無料、申し込み不要ということですから、
お近くの方、ぜひいらっしていただければありがたいです。