本年5月、郡山駅⇔岳温泉間のシャトルバスの話があった。
東日本大震災前は乗車率も上がり、「採算ベースを維持できるのではないか」と期待された事業だが、現在は思わしくない状況に陥っている様子だ。
思えば、このシャトルバスの計画は20年前始まった。
平成6年11月頃、岳温泉旅館協同組合が損失を補填することで、福島交通が郡山駅岳温泉間のシャトルバスの運行を計画。
翌年3月21日に、郡山駅 岳温泉間シャトルバスは「ゆらら」と名付けられ、運行を開始した。
しかし、乗車率は当初の見込みを大きく下回り、お客さんが乗っていない大型バスだけが走る事もあった。
運行は2年で終り、損失の補填は巨額と思える額だった。
その後、福島県の中心、郡山からのアクセスは重要と、岳温泉の旅館の当番で、マイクロバスでの送迎を行った。
そんなある日、そのマイクロバスで事故が起きた。
大事にはならなかったが、バスの運転手も、お客さんも、所有者と直接の関係の無い関係。
責任の所在や今後に、大きく問題となった。
その後、旅客運送法の改正によりバス事業者が増え、貸切バスの料金や、運行の形が変わってきた。
法改正により、新規参入した郡山中央交通にバス貸切を発注する、現在の岳温泉郡山駅間のシャトルバスの運行が始まったのだ。
そして現在、そのバスは窮地にある。
岳温泉の旅館が少なくなったからか、バスの経費が上がったからかの問題なのか、バスが走っても岳温泉のお客さんは増えず、
バスが無ければお客さんが減ることも想定される。
だからお金を出して(妥当な額などは解らないが)バスを運行するのも本末転倒ではないか!
素敵な岳温泉への集客は、新しい仕掛けを待っている!!!
確かに時間の事は問題が多いと思います。
当初、時間は岳温泉に早く来て、岳温泉でのんびりしてください。との事のようなのですが、旅館側の受入れの問題や、早く行ってもすることがないなど、受入れ側の対応の不味さにあるのは否定できません。
観光協会でも、お客様のご意見を改善に生かしたいと思います。