ひな菊の丘から

若者VS骨董品

おかまちのイベントの翌日が、タイトルのライブの日だったのに、4日間放置です。首のコリが酷くて、できるならキーボードに向かいたくない、という状態でした。コリは相変わらずですが、ちょっとだけ時間ができたので、忘れないうちに写真だけでも並べてしまいましょう。ただし、いつもの愛機?慣れたCANNONを忘れて、相方のデジカメを使ったので、どうもいつもよりピンボケ度が増している気がします・・・そこはご容赦くださいね。

リハ中の若者たち。この日のライブは、おっちゃんたち(ブルーグラス界の骨董品、と彼らは名乗っていますが、まだまだ骨董品になれる年ではないです。実際に、バリバリ現役の先輩方が数えきれない位いらっしゃるんですからね。なので、せいぜいブルーグラス界の中古品、は失礼か。何かいい呼び方ないかしらん?)の熱望によって実現しました。現役大学生にして、おっさんおばちゃんのツボにはまってしまったバンド、ザ・カルブレイスの皆さんです。




談笑するおっちゃんたち。



腹ごしらえに二軒あるうちの近い方、味G空に行きました。するとほどなく若者たちも隣のテーブルにやってきました。この時点ではお互いちょっと距離を置いてます。テーブルの上にあるのは私の晩ご飯。実はこの店から合流。



もちろん相方が撮りました。ってことは、勝手にあける人がいるんですねえ。で、なんでグレープだけ3Fなんでしょう?



場内はまあまあの入りです。やはりカルブレイスのおかげか、学割の影響か、若者の姿もかなりあります。通常の千日前のライブでは、こんなのは考えられませんからね。



私のテーブルにも若者が。



総合司会のK村くん、近すぎてピント合わず。



バンドのなれそめとか話し始めるのでは?とちょっと期待したけどそれはなく、普通に若者のステージが始まりました。



私の位置からベースマンが写りません、ごめんね。メンバーチェンジがあり、三回生のフィドラーが加入したとのこと、可愛いけどなかなかシブいフィドル弾きますねえ。



衣装を見てもわかるように、イマドキの音ではありません。これは褒め言葉ですが。どこから持ってきたんやろ、な選曲。ぽつでバンマスが大好きな、でも曲名を覚えられない歌も歌ってくれました。



衣装もしかり、です。敢えて言うなら古臭い、かもしれない。でも現役大学生がそのスタイルでトラディショナルなブルーグラスをやる、ということがおっちゃんおばちゃんにはたまらんのですわ。いったいキミらはいくつやねん?40越えてるんちゃうか、などと客席で突っ込んでいた人あり。

若者の名誉のために言っておきますと、彼らはそれぞれ別のバンドもやっています。全く雰囲気の違うバンドだったり、歌中心のユニットだったり、マンドリンの最澄は、どうもおっちゃんに好かれるらしく、平均年齢の高いバンドに所属してるようですが、たぶんイマドキの音もちゃんと押さえているのでしょう。このあたりが、今日日の若者の器用なところですね。でも、なんぼ器用でも、第一世代のあのグルーブは、一朝一夕では生み出せないぞ、と思うと、やっぱり彼らはスゴイです。



目の前に懐中時計をぶら下げて、喋りすぎないように、とMCをするズッキーことK尻くん。ええよー、もっと喋っても。



さて、後攻めのおっちゃんたちのステージがはじまりました。これはいつもの、なので特筆することはありません。ただ・・・。



みんな笑ってる。写真に映ってないところでも、常に笑ってる。ホントに嬉しそうです。よかったなあ、楽しくて。



ON田くんも



相方も



K村くんも(歌ってる時は笑ってないみたいだけど、ほんまは笑ってる。)



楽しそうでんなあ・・・。



相方がフィンガーピッキングをしてる時、ズッキーの視線がずっとギターに向いてました。そんなたいしたことやってないのにな、と相方。



Sんくんもどや顔連発。横で見ていたべっぴんさんが、めちゃくちゃ喜んでました。







ありがたいことに、アンコールをいただき、合体ステージで2曲。ツインマンドリンから。



K林くんのソロを見つめるON田くんのあたたかい眼差し。



ズッキーもギターソロをとります。



バンジョーもツインでやっとこか。



こんなメンバーでのコーラスや、



こんなメンバーでのコーラスもあり、ライブは無事終了。



後輩たち、よおく見ときや、先輩の雄姿。ほんで、きみたちもおっちゃんおばちゃんをドキドキさせるバンドになってや。ってな話をして解散。来週には美星フェスで再会です。

おっちゃんらは打ち上げるけど、一緒に行く?と誘ったら付いてきてくれました。この辺も嬉しいところ。息子たちの世代(二十歳台前半)でも、あまりお酒を飲まない人が多く、付き合いもよくないそうです。仕事がらみでもそうなので、まして利害の絡まない趣味の世界で、大きく世代が離れている人たちとなんて、付き合わない人が普通なのかもしれないけど、彼らはうまいこと話題も合わせてくれて、楽しいお酒になりました。

こっち側はお腹が空いて先乗りした人たち。



ま、好きなものの話をすればいいわけですからね。それは簡単なこと。それに、彼らのお父さんがブルーグラス大好き、という接点もあれば、ま、話題には事欠かないでしょう。マンドリン、最澄のパパさんは、ON田くんの後輩です。



追加注文のビールもお料理も、お喋りの合間にどんどん消えていきました。



日曜じゃなかったら、もっと遅くまで遊べるのにね。って終電ですよ、充分か。



楽しかったです。次はぜひぜひデイジーヒルと対バンやってください。
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