「チア男子！」朝井 リョウ

横浜への出張へ持って出たので、帰りの新幹線で丁度完読。
若き直木賞作家・朝井リョウのデビュー2作品目となる「チア男子！」だ。

内容はそのものズバリという感じで、大学生の男子だけのチームでチアリーディングへ挑む青春スポ根ものだ。正直、この手の話になるとどうしてもあの有名な男子シンクロの話が頭に浮かんでしまう。内容的にも正直あちらのウ○ーターボーイズの方が個人的には上をいっている？
もちろん、男がチアを目指すのだ面白いことは面白いのだが、よく考えれば男女混成チームは当たり前なので、シンクロの意外性とはちょっと違ってくるような？スポ根大好き！という方にはいいかもしれないが、読み終わってもどうも感動という意味では物足りないというか、ほとんど感じられない。
スポ根や青春って、嘘だろう～と言いながらも、恥ずかしくなるような何か読後にくるものないと寂しいものだ。そういう意味では、スタートからずーっと予想通り！意外性もなければクライマックスもイメージ通り。

なので、皆さん、ストーリーはほぼ読めますの、それ覚悟で読まなくてはならない。こりゃじゃぁ～やはり盛り上がらないよねぇ～。
スポ根ものに有りがちな物足りなさでした。