プノンペンのカンボジア王宮内の美術
カンボジアの王宮の中の美術を調べてて面白かったのは、クメール調ではないという事だ。
カンボジア国内で見られる他の建築、仏像と全く異質。
建築はミャンマー( ビルマ )様式みたい。
仏像の顔は中国、ラオス人に似ている。
これはこれらの仏像を造っている工房は中国、ラオスにあるという事を示している。
仏像の顔はそれが造られた国、地域の顔となっているからだ。
この理由として2つ考えられる。
1、 カンボジア王室は元々、北方からメコン河を下ってきて君臨した。
2、 王室は、自らを権威化する為にわざわざ外国の様式にして、一般庶民との差別化をはかっている。
タイの王室においても、国王に対しては普通のタイ語ではない王室用語を使って敬意を表しているという。
その王室用語とはインド語、ミャンマー、クメール等の近隣国語が多用されているという。
カンボジアに於いては、腕輪、足輪などは かつてインドのカースト制みたいな身分があり、その身分を示していたという。
そして、王様だけは自らを際立たせる為にインドや中国の文物を用いたという・・・
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これはインドのナンディン
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これは建築はミャンマー様式。 仏像はラオスによく見られる様式。
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だが仏像の顔は中国系。
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建築はミャンマー様式。
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この仏像はビルマ佛様式であるが、顔は中国系。
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この仏像の顔はラオスに近い。
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これは明らかにミャンマー様式(ビルマ佛)。