最期の祭り!

 もう、未来無いんでヤケクソ。 最期の祭り的なノリで行きます!

 カンボジア・パイリンのワット・プノムヤートの謎

2012-03-12 09:24:14 | 考古学


           
                            プノム・ヤート


 タイとの国境近くにあるパイリンという所にプノム・ヤートという丘がある。
  
 その丘にはワット・プノムヤートという寺院があるそうな。

 だが、その様式はどう見てもカンボジアの様式ではない


 タイでも無い。    近隣の他の寺院の様式と著しく違う。


 何故だろう?   どこから飛来してきたのだろうか?



 そう疑問に思いながら、東南亜細亜学の文献を調べている時に似ている様式を見つけた



 西双版那のタイ族様式     これは似ている!



 パイリンにはビルマから来たという クラー と呼ばれる種族がいて、宝石を加工する職人として生計を立てているという事が分かった。  

 ひょっとすると彼等がデザインしたという可能性がある。
 西双版那とビルマはメコン川を挟んだ隣にあるからだ。


 だが、彼等はどういう経路を通って、どういう事情があってこんな地域にまでやってきたのだろうか?    

 メコン川を下ってきたにしてはかなりの距離がある。



 余談ではあるが、プノム・ヤートには地雷が未だに沢山残されているという。 2011にも、プノンペンで欧米人の地雷負傷者を見かけた。

 僻地にある遺跡の森の方まで見学したのか?

 丘や山間部にも沢山埋まっているという。


 ベトナム・カンボジアを旅される方々は細心のご注意を!






prototype(原型)     元々中国の少数民族の一つで建築もその様式の一つ



 以下は全てこれらの原型のバリエーション及び原地様式・インド様式との混合だと思われる。

 原地様式というのはプレ・インディア( インド文明あるは外来の要素が到来する以前にあった原地本来の様式 )の様式。




  ミャンマー様式     

 この段々状の建築はアンコール・ワットにまで受け継がれている




wat sisaket   ラオス



   カンボジア


  北部タイ






 現在住んでいる近代住宅にもこれらの伝統建築様式の影響・名残が見られる。








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