俺が終末論的な話を最初に聞いたのは小学校6年位の頃で、関東大震災級の地震は近い将来、絶対に起きるというものだった。
過去のデータでは関東で震度7,8位の地震が60年から80年位の周期で一度は起きている。
だから、近い将来にその時期が来るといったものであった。
その後も、高校・大学の頃にもよく 人類滅亡論 をよく聞いた。
そこで、俺は世間的に真っ当な生き方には救いは無い。一般世間でいわゆるアホだとか気違いだとか言われている道しか救いの道はないのではないか? という諦観が固まったのである。
それと中学の頃、塾の先生が法律の話をしていて「 精神障害者と見なされれば、刑が軽くなる。」という話をしていた。
犯罪か何かで捕まったとしても、訳の分からない気違いみたいな事を言って精神障害者と認定されれば刑期が大幅に減るという話だ。
その話を聞いて、気違いみたいにしていれば世間は大目に見てくれるのではないか? みたいな甘い考えがあった。
俺は若い頃から周りの人達によく「 マトモじゃねえ。 」とか言われてきた。
何か馬鹿な事をやらかしても、頭おかしいフリをすれば、周りの人は逃げていってしまう・・・
俺の考えは「 どうせ人類に未来は無い。 そんだったら、難しい事なんて考えないで、今楽しめるだけ楽しんでおいて、いざとなったら死んじゃえばいいじゃん。 」といったモノだった。
20代の頃の俺は宗教的禁欲主義者と刹那的享楽主義者という二面性で生き抜いてきた・・・