マルギのウメ

デイリースポーツのレース担当記者。

一人もがき

2010-02-28 02:25:00 | 競輪選手
がむばってけさい。
ウメです。


二月二七日の平塚競輪より二本目のエントリーは選手ものであります。








写真は福島の94期・真船圭一郎選手です。11Rの準決勝を豪快にまくって1着です。

「玉砕覚悟で行きました。(A級1,2班で)初の決勝で嬉しいです。脚の感じも悪くないです。」

初の優出を1-1とはすごいですね。

「本来のダッシュが戻ってきていると思います。」








前回が終わったあとはどう過ごされましたか?

「雨や雪が多くて、室内でローラーやパワーマックスが中心でした。でも直前では練習ができました。師匠の岡部(芳幸)さんや、兄貴(真船拓磨)も居なくて、一人でひたすら乗っていました。一人でもがいて、休んで、もがいて、休んで。」

お兄さんも軌道に乗り始めています。

「やっぱり気になりますね。負けていられないですからね。」


チャレンジでブンブンだったころの勢いが戻ってきているように感じます。最終日は決勝戦に出走。結束する北日本四車の先頭で走ります。

仲良しです

2010-02-26 23:36:00 | 競輪選手
あて先間違ってないです。
ウメです。


平塚競輪の初日に行ってきました。一瞬だけパラッと雨が降りましたが、おおむね曇りでした。
バンクーバー五輪の女子フィギュアがあって、控え室に居る選手の皆さんの多くも、その中継を見ておりました。










写真は宮城の94期・佐藤雅春選手と北海道の94期・外崎一成選手です。ともに二度目の登場を願いました。
二人でポニョの歌の替え歌を歌ったり、あーだこーだと、楽しそうに話をしていたので、パチッと撮ってきました。




フと気づくと雅春選手の右の眉毛が・・・








「顔を剃っているときにジョリッとなってしまって、もういいやってシマシマにしました」とのことでしたwww

積極的に

2010-02-23 23:23:00 | 競輪選手
何時もとは違うところで。
ウメです。


小田原競輪の二日目を終えました。天気も良かったし、何より気温が上がってきたのがうれしいですね。









写真は神奈川の95期・渡辺馨選手です。以前にも登場して頂いて、それ以来、一緒の開催になるとお話をさせてもらっています。

「後ろが競りだし、浅野(徹)さんのカマシが怖かったです。でも誘導を使えたので良かったです。
今日は朝から脚が軽くて、良い感じだなあと想っていました。仕掛けてからずっとケツを上げていたんですが、下ろしてからも思ったように伸びている感じでした。」

前日はバックこそ取れなかったものの積極策。二日目も展開が味方したにせよ、HB取っての逃げ切りですからね。まくりが多くなりがちでしたが、ここ二日間は意欲的な競走ができているように見受けます。この調子で頑張って行って欲しいです。



9Rには早野龍二選手が出走も、三着に敗れました。「体の感じは悪くないが、自分が走れるキャパシティが落ちてる。S級が取れたことで『S級が取れたからいいや』って思った部分があったけど、レースで走っている方が、練習しようという気持ちが強くなる。 負けたけど、レースとしてはいいと思う。New龍二で行きますよ」と、前向きなコメントが出てきました。

得るものが多い

2010-02-22 23:32:00 | 競輪選手
昨日の話じゃん。
ウメです。


小田原競輪の初日より帰ってまいりました。陽が落ちてからは少し寒さが戻ってきた感じでした。









写真は小田原競輪初日のオープニングを飾った青森の95期・千沢大輔選手です。

「ひさしぶりの33バンクで後ろから抑えられるタイミングとか出ていくタイミングとか、あやふやになってしまって。組み立てには課題が残ります。」

青森だけど冬季移動はしてますか?

「いわきに行っています。メニューは変わらずですが、前回のあとはもうちょっと多めに出来れば良かったんですが・・・。普段は(坂本)貴史と一緒に練習するようにしているんですが、貴史とは配分とかもあって、なかなか一緒にはできていないです。貴史は一つ年下で、高校が隣りだったので、親しくしています。
いわきでは山崎芳仁さんのグループとやらせてもらっています。一緒にやっていると、得るものは多いです。ペダリングの踏み方とかを直してもらって、生かせるようになってきて、そこを意識し始めてから正月に優勝もできました。現実的にはどうか分からないけど、気持ち的には良くなっていると思います。」


冬季移動で技術向上成った千沢選手。二日目は4Rの準決勝戦に挑みます。

温泉ソムリエ

2010-02-18 23:28:00 | 競輪選手
三万円は大きいね。
ウメです。


朝、起きたら白く雪が積もっていました。寒い。昼くらいからは晴れ間が出てきて、気温も上がりましたね。

てなわけで松戸競輪の初日に行ってきました。本日も選手ものを一本。








写真は群馬の61期・松島伸安選手です。温泉ソムリエなる資格をお持ちとのことで、午前中の早い時間帯に、お話を聞かせてもらいました。


「講習会を受けて話しを聞けば取れる資格です。東京でやるなら3,4時間の講習を聞いて。新潟で取るなら一泊二日で、泊まり込みでの研修です。どちらも二万二千円です。
“温泉ソムリエ”ってなると、ブログとかでも聞こえがいいじゃないですか。だから東京でも取る人が増えているみたいで、1500人くらい居ます。
僕なんかは2,3回目の時に受けて、2,30人だったんですが、そのあとは50人くらいに増えて、どんどん増えました。石井宏子さんという温泉ビューティーの方が居て、OLをしていたんだけど会社を辞めたというのがテレビに出て、それから急に有名になりました。

僕はスポーツとリラグゼーションという視点でして、雑誌とかで採りあげられたこともあります。でも結局、どこかいい温泉ありますか?って聞かれるのが多いんですけどね。
レース前に温泉に行けば、マッサージだけではない、気持ちのリラックスも得られますから。嫁さんには『アンタ遊んでるだけでしょ』って言われるんですけどね(笑)

その他にも温泉入浴指導員といって、三日間セミナーに通って取る資格も持っています。これは厚労省の認めている資格です。施設でリハビリや療法に生かすためのものです。
草津に森林セラピーロードというのもあって、そのガイド資格も持っています。








競輪選手は精神的に厳しいところもあるし、心をどうプラスにするか、どう前向きにしていくかを考えています。自分からどうした方がいいとは言わないんですが、聞かれれば答えるようにしています。自分のブログを見て、悩んでいる人がきっかけにしてくれることがあればいいと思ってやっています。
僕はもう四十二歳なので、練習してもこれ以上はそうは強くならないです。ならば、気持ちを萎えさせないのが大事だし、切れさせないのが大事なんだと思います。

草津ですか。車で家から三時間くらいかかります。ミニキャンプを張って泊まりでも行くし、日帰りで行くこともあります。今年も既に2,3回行きました。準高地の1200㍍くらいのところでパワーマックスやウエートをしています。ヨガ教室なんかも行くんですが、地元のおばさん、おじさんなんかは普通にやってるんだけど、自分の方が息が上がっちゃって、ヨガだから呼吸を整えて下さい、なんて言われたりしちゃいます(笑)。とにかく、楽しみながらトレーニングをしています。」


競輪選手はいろいろな地域に行くので、温泉巡りには好都合かも知れませんね。
温泉の効能でパワーアップする松島選手。初日は特選で差し込んでの3着でした。二日目は阿部大樹選手の番手を得て、差し切りを狙います。

松島選手のブログはコチラ

青森の95期・鹿内翔選手

2010-02-17 21:10:00 | 競輪選手
濡れたタイルの通路でスリップ転倒しました。
ウメです。


寒くて寒くて。いやになりますね。
松戸競輪の前検に行ってきました。
松戸に来るのは年に数回。松戸と言えば落車が多いイメージがあります。選手の皆さんがケガなく無事故で開催が行われることを祈るばかりです。








写真は青森の95期・鹿内翔選手です。

二班に上がって三場所、どうですか?

「まくり、カマシなんですが、それでも出切れてないですね。抑えられたり、バック踏まされたり・・・。思うようなレースはさせてもらえないですね。力を出し切れている感じがしないです。
チャレンジの時は展開が早くてまくりも決まっていましたが、上のクラスの人はレースがうまいし、ペースをつかめないですね。自分のスピードの乗せ方が課題です。」









青森だけど練習は冬季移動してますか?

「仙台で練習させてもらっています。」

三場所終えてセッティングとか変化はつけました?

「サドルの位置をいじったりしていたんですが、元に戻しました。今はセッティングではなくて、脚の問題なので、結果を出せるようになってから、またセッティングとかも考えてみます。」


初日は8Rで実質的に先行一車の組み合わせ。どう出るか注目しましょう。

土台作り

2010-02-13 00:30:00 | 競輪選手
500円だけね。
ウメです。


寒かった平塚競輪の二日目より、四本目のエントリーです。








写真は群馬の93期・山本義晃選手です。

二日目の9Rで4着に敗れてしまいました。検車場で自転車をいじっている山本選手に話を聞いてみました。

「自転車のセッティングを一年かけて、いろいろいじってきたんですが、全部元に戻しました。
練習も含めて、一からやり直す!と(前検日に)決めました。
群馬だと木暮(安由)とか出世が早いじゃないですか。だから木暮の練習を参考にしてバンクに入ってスピード練習をしてきたけど、自分には木暮みたいに土台がないから、自分本来の、距離を乗ることを中心にして行こうと決めたんです。」







「スピード強化に取り組んで、ダメだったので、また一からやり直そうかなと。そっくり変えるのは正直キツイけど、いろいろなことを試してきたツギハギが壊れ始めてるんです。
師匠からは『もう何も教えることはない』って言われたし、また土台作りからやっていきます。」


もう一段階強くなるために、もうちょっと時間がかかるかも知れませんが、ゆっくり追いかけていきたい一人であることには間違いありません。
最終日は8Rの特選に出走します。

靴を変えてみた

2010-02-12 23:30:00 | 競輪選手
一行目を忘れたので追加してみた。
ウメです。








写真は埼玉の92期・武笠貴太選手です。以前にも登場していただきましたので、二回目の登場です。ちなみに左で見切れているのは細沼健治選手です。

二日目の8R選抜戦で3着でした。一時期、だいぶ低迷していましたが、最近になって復調を示しています。その要因を伺ってきました。

「前々回の取手の三日目からシューズを変えました。以前はロイスウィンというメーカーの、かかとがカーボンになっているものを使っていたんですが、イイジマというメーカーのものにしました。
プラ底になっていて、プラの方が自分には合っているようです。以前もイイジマのものを使っていたのですが、選手の間でロイスウィンが流行っていたので、しばらくはそっちを使っていたんですが、元のに戻したてみたら、踏み切れている感じです。
取手の最終日は着順は悪いんですが、感触はつかめたし、補充で入った大宮も動けました。一着も取れたし、良い補充になりました。
今回は靴のサンの調整もできたので、今日は負けたけど調子も上がっていると思います。
今回一緒に参加している、練習グループの先輩である川島(優)さんにも『若いうちはいろいろ試してみるといい』と言ってもらえて、有り難かったです。」

小さな何かが、大きな変化をもたらすことがありますね。3-3と着順をまとめてきました。

最終日は10R優秀競走に出走します。六番車でも要注目です。

初の完全優勝へ

2010-02-12 22:48:00 | 競輪選手
カツカレーだって。
ウメです。


平塚競輪二日目より、選手モノを三本。一本目。







写真は静岡の96期・落合達彦選手です。3Rのチャレンジ準決勝を勝ち上がりました。

「中団を取るつもりでいました。踏んだり、止めたりのレースでしたが、脚の状態が良かったので勝てました。
 前回終わった後は練習をきっちり。二、三日休んで、練習してきました。疲れも抜けつつ、いい感じで仕上がってきたと思います。」

最近はちょっとポカもあったりするけど、今回は順風。その要因のひとつが・・・

「セッティングを変えました。ハンドルポストを少し詰めたんです。そうしたら力が入るようになりました。競輪学校でバイク誘導の練習をしてきたんですが、バイクのスピードが上がっても付いていけて。練習の感触と競走の感触では違うかと思ったんですが、競走でも出せてる気がします。
 ギアは3.57から3.64に上げました。前にも花月園の決勝と、前橋で三日間試して、今回も64で。
 練習してきて体重も2,3キロ増えました。」








1-1の勝ち上がりは?

「前に一度あって、今回が二回目です。前回は1-1-7でした。完全優勝はまだないです。」


決勝は1-1の勝ち上がりが三人。落合選手の初の完全優勝成るか、注目したいと思います。

不器用ですから

2010-02-10 22:45:00 | 競輪選手
初めてのお買い物をした。
ウメです。


曇り空。朝より昼の方が気温が下がってきた感じでしたね。平塚競輪の前検に行って来ました。








写真は群馬の97期・斎藤一茂選手です。デビュー二場所をこなし、二戦とも優出しているホープです。

「ダッシュが全然ないので、地脚タイプですね。抑えて駆けるのがいいと思います。レースはまだ経験も浅いですが、不器用なタイプです。」

練習はどんな感じですか?

「前回が終わったあともいろいろな練習をしてきました。朝の早い時間はバンクに入れるので、そこで朝練習します。それが終わってから、まだ午前中の内に街道に出て行きます。午後も街道で、距離を長く乗るというより、山があるので行っています。」

何か趣味とかありますか?

「んー。特にないですね。今は自転車一本ですね。」

どんな選手になりたいと考えていますか?

「お客さんにコイツなら買ってもいい、と思ってもらえるような選手になりたいですね。そしていつかは自力で特別競輪を勝てるようにしたいです。」








その頭はEXILEリスペクト?

「いやそういうわけじゃないです。自分でバリカンでやってます。レースは不器用だけど、手先は器用なんですかね(笑)」


初日は5Rに出走します。



2Rにも97期生が出走。近藤夏樹選手は「思うようなレースができないですね。緊張もあったと思うので、落ち着いて、決勝に乗れるように頑張ります。 木村(成希)さん とは何時も一緒に練習してます。」

4Rには前回優勝の佐伯翔選手も出走。「二週間くらいあいて、その間にいわきで合宿をしてきました。佐藤慎太郎さんとも練習させてもらいました。」




西武園競輪は最終日でした。
チャレンジは東京の96期・菅谷隆司選手が八番手からまくって初優勝を完全優勝で飾りました。
久木原洋選手がビュンビュンで、竹村勇祐選手も早めに追いかけ、松沢敬輔選手も一気にまくり上げ・・・。展開が早かった分、菅谷選手に流れも向きました。
ちなみに前回の西武園の優勝が内藤高裕選手だから、二節続けて東京の96期による優勝となりました。

A級は地元埼玉の94期・阿部大樹選手の前受けからの突っ張り先行で完全優勝でした。中団がもつれてくれたこともあり、流れをしっかりものにできました。