だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

熊本県指定史跡 袈裟尾高塚古墳 (熊本県菊池市)

2021年01月16日 | 散策記
「鞠智城跡」に向かう途中、熊本県菊池市にある熊本県指定史跡「袈裟尾高塚古墳」にも寄ってみた。

袈裟尾高塚古墳は、6世紀後半に築造されたと考えられる装飾古墳で、直径約18m、高さ約4mの円墳である。

 
菊池平野を見下ろす高台に位置している。

(現地解説板)
  袈裟尾高塚古墳
 この古墳は、直径約十八m、高さ約四mの墳丘をもつ横穴式石室の円墳で、六世紀後半の築造とされています。
 石室は、前室(約一・五㎡)と玄室(約二・八㎡) に分かれ、凝灰岩の巨石を立てた上に切石を積上げ 天井石を乗せています。
 玄室の左右には屍床が設けられ、奥には造りつけの石屋形があります。奥壁には、周囲に三角文を配した二個の靭が線刻され、
玄門(第二羨門)の袖石に赤と白の三角文、前室側壁には朱の円文や同心円文が描かれ、玄門の上に渡してあった楣石(まぐさいし)の
上面には靭が浮彫されています。
 昭和初期の調査の時にはすでに盗掘されていましたが、ガラス玉、勾玉、金環、銅環、帯飾等の装身具や、刀子、鉄鏃、馬具等の
鉄器類のほか、須恵器などが出土している。
 なお、この古墳は昭和五十三年から五十五年度の保存修理工事によって復元されたものです。
     昭和五十年七月三十一日 県指定文化財                    平成二十一年三月 菊池市教育委員会

 
石室内を見学することはできなかった。
    
菊池川流域は日本で一番多くの装飾古墳が分布する地域であり、
袈裟尾高塚古墳は、日本遺産「米作り、二千年にわたる大地の記憶 ~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~」の
構成文化財である「菊池川流域の装飾古墳群」の中で最も上流に位置する貴重な古墳でもある。           

【文化財データ】
名称:熊本県指定史跡「袈裟尾高塚古墳」
所在地:熊本県菊池市袈裟尾
時代区分:6世紀後半(古墳時代後期)
形態:円墳
開館時間:常時開放
駐車場:有(無料)

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