だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

轟水源 (熊本県宇土市)

2021年08月07日 | 散策記
今回は、熊本県宇土市にある「轟水源」に行ってみた。

 
轟水源は宇土市の中心街から3kmほどの場所にある。    熊本県内には多くの水源がある。

「轟水源」は、肥後三名泉の一つに数えられる水源で、湧水量は毎分約4トン、水温は年間を通して16℃、
日本名水百選にも選定されている。

 
水源内には入ることはできないが、水汲み場や水遊びができるスペースがあり、夏場には多くの子供達で賑わう。

1646年(正保3年)に宇土藩初代藩主の細川行孝によって敷設された「轟泉水道」の水源でもある。
「轟泉水道」は、現役水道としては日本最古の上水道であり、現在でも100戸あまりの家庭の生活用水として使われている。

 
「轟水源地及び樋管」として宇土市の史跡に指定されている。

また、轟水源一帯は「轟泉自然公園」として整備されおり、轟泉水道の資料が展示されている轟泉資料館や
宇土藩11代藩主細川則立の隠居所跡である轟御殿、宇土藩歴代藩主の墓などがある。

【文化財データ】
名称:宇土市指定史跡「轟水源」
所在地:熊本県宇土市宮庄町
形態:水源
見学可能時間:常時開放
駐車場:有(無料)



轟水源で水遊びをしたあとは、帰路途中で、近くにある「轟貝塚」にも寄ってみた。
「轟貝塚」は、縄文時代前期から後期にかけての貝塚で、轟式土器の標式遺跡として知られている。

 
縄文人も轟水源を利用していたのであろうか。

(現地解説板)
   轟貝塚
  所在地 宇土市宮庄町須崎・居屋敷
  指定区分 市指定史跡
概要
  今から約六千五百年前~約四千年前の、縄文時代前期~後期にかけての、九州地方を代表する貝塚遺跡。
 縄文時代の年代その他を推測する際の基準となる轟式土器の標識遺跡として知られる。
  大正時代の京都大学による発掘調査以来昭和三十三年に肥後考古学会、
 昭和四十一年には慶応義塾大学などによって調査が行われている。
  調査によって土器や石器、骨角器などの貴重な遺物が数多く発見されており、装身具を着けた人骨も見つかった。
  轟式土器は、土器の表面をひっかいたようなものや、みみずばれのような粘土帯を表面に張り付けたものなどがあり、
 九州地方一円だけではなく山陰地方にまで分布している。
                                      平成十三年三月  宇土市教育委員会

【文化財データ】
名称:宇土市指定史跡「轟貝塚」
所在地:熊本県宇土市宮庄町
時代区分:縄文時代前期~後期
形態:貝塚
見学可能時間:常時開放
駐車場:なし(近隣に駐車スペースあり)
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