今回は、熊本県八代市古麓町にある「春光寺」に行ってみた。

非常に雰囲気の良い寺院である。紫陽花の見頃には少し早かった。
春光寺は、臨済宗南禅寺派の末寺で、八代城主松井家の菩提寺である。
1646年(正保3年)熊本藩筆頭家老松井興長が八代城に入城し、当時北の丸にあった泰勝院を宗雲寺と改めて松井家の菩提寺とした。
その後、1677年(延宝5年)に熊本藩3代藩主細川綱利が、古麓町に松井家の菩提寺として春光寺を創建させた。

1877年(明治10年)の西南の役では、この地は戦場となり、所々に弾痕が残っているようだ。
裏山には松井家歴代の古廟と新廟、主君に殉じた家臣10名の墓がある。

古廟
また、春光寺の裏山一帯は南北朝時代から戦国時代末まで古麓城(旧八代城)があった場所である。
古麓城は、南北朝時代から戦国時代にかけて名和氏・相良氏により築城された山城である。
1587年(天正15年)には、豊臣秀吉が九州征伐の際に滞在し、キリスト教の宣教師ルイス・フロイスの面会を受けた。

古麓城跡は、国指定史跡「八代城跡群 古麓城跡 麦島城跡 八代城跡」を構成する城跡のひとつである。
また、春光寺に隣接して「古麓稲荷神社」がある。創立年代は不明だが、古麓城(当時の八代城)の鎮守として、
名和氏あるいは相良氏によって勧請されたと伝えられる神社である。

【散策地データ】
名称:「春光寺」
所在地: 熊本県八代市古麓町971
形態:臨済宗寺院
駐車場:有(無料)


非常に雰囲気の良い寺院である。紫陽花の見頃には少し早かった。
春光寺は、臨済宗南禅寺派の末寺で、八代城主松井家の菩提寺である。
1646年(正保3年)熊本藩筆頭家老松井興長が八代城に入城し、当時北の丸にあった泰勝院を宗雲寺と改めて松井家の菩提寺とした。
その後、1677年(延宝5年)に熊本藩3代藩主細川綱利が、古麓町に松井家の菩提寺として春光寺を創建させた。


1877年(明治10年)の西南の役では、この地は戦場となり、所々に弾痕が残っているようだ。
裏山には松井家歴代の古廟と新廟、主君に殉じた家臣10名の墓がある。


古廟
また、春光寺の裏山一帯は南北朝時代から戦国時代末まで古麓城(旧八代城)があった場所である。
古麓城は、南北朝時代から戦国時代にかけて名和氏・相良氏により築城された山城である。
1587年(天正15年)には、豊臣秀吉が九州征伐の際に滞在し、キリスト教の宣教師ルイス・フロイスの面会を受けた。


古麓城跡は、国指定史跡「八代城跡群 古麓城跡 麦島城跡 八代城跡」を構成する城跡のひとつである。
また、春光寺に隣接して「古麓稲荷神社」がある。創立年代は不明だが、古麓城(当時の八代城)の鎮守として、
名和氏あるいは相良氏によって勧請されたと伝えられる神社である。


【散策地データ】
名称:「春光寺」
所在地: 熊本県八代市古麓町971
形態:臨済宗寺院
駐車場:有(無料)