だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

熊本県指定史跡 桂原古墳 (熊本県宇城市)

2021年02月20日 | 散策記
今回は、宇土半島にドライブがてら出掛けてみた。
途中で桂原(かずわら)古墳の看板が見えたので寄ってみた。

 
急な細い坂を上りきった、眼下に八代海を望む高台の柑橘類の畑の中にある。少し分かりにくい。

(現地解説板)
  熊本県指定史跡 桂原古墳         昭和50年11月11日指定
 古墳時代後期(7世紀初)の円墳で船の絵が線刻されている装飾古墳として、古くから広く知られている。
 八代海に南面した白玉山の丘陵の頂にあるため白玉古墳とも呼ばれる。墳丘は径15メートル、高さ3.3メートルを測る。
円い墳丘の南には開口した単室の横穴式石室がある。羨道の奥に、ほぼ方形の石室があり、奥壁には石棚を有する。
壁は自然石の大きな石材を基部に、小さな石材を上部に配し、持送り式に構築している。天井は巨石で覆われている。
石材は宇土半島に産出する安山岩である。石室の全長5.8メートル、幅2.5メートル、高さ2.1メートル、うち羨道の長さは3.2メートル、
高さは1.3メートルである。
 線刻は石室の奥壁、東壁、西壁、石棚上面、羨道の側壁に残る。風を帆にはらみ航行する船、かいやかじを持つ船等が15ある。
これらは、錐状の工具で浅く一気に描いたと推測される。類似の手法は、宇土古城石材、板又古墳、塚原第1号古墳に見られる。
奥壁石棚の上の積石には黒い同心円状の円文がある。
                                                       熊本県教育委員会

 
石室は施錠されており見学はできない。

【文化財データ】
名称:熊本県指定史跡「桂原古墳」
所在地:熊本県宇城市不知火町長崎
時代区分:古墳時代後期(7世紀初頭)
形態:円墳
見学可能時間:常時開放
駐車場:無(付近に駐車スペースあり)

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