お茶 2011-10-22 13:26:26 | 詩 大きな雨がやんで お茶が温まった 明るさがちがう 悔やみ方も解けて 食事が終わった様子が 聞き届いたら 穏やかなお茶になる お互いが いる場面を 風が触ってしまって 混ざってしまって いい鼓動だと思う 出て行ってしまった後 からの器がまだ温かい 指の軌跡 空は明るい なめらかな想起に怒られて 手を挙げず 渡っていくひと 点と滅が懸命になること からの器は冷めて 口を拭う やって来るだろう