似てる(渋谷橙のことば)

詩を書いて、演劇をして、飲食店でバイトして、妻ができ、子がうまれた。さて、どうなる。自分の小説みたいな場所。

「1分(仮)」日誌6

2010-10-21 16:21:11 | 作品製作日誌
10月21日木曜日、雨。

うまくいったりいかなかったりしながら
先へ進む。

作品づくりには
晴れの部分や雨の部分があると感じる。

もちろん作品そのものにも。

今日は雨だが
雨の感じが出そうで出ない。
もう止むのかな。

「1分(仮)」日誌5

2010-10-20 14:36:28 | 作品製作日誌
10月20日水曜日、小雨。

午前中に横浜石川町。

今夏に寿町フリーコンサートのため下車した駅。
寿町とは反対の方面へ
丘を登っていくと
100歳を迎えた家が
庭と写生する人々に囲まれ建っている。

今日
その家の2階サンルームには
命があった。

落とした涙を掬うように
庭を帰りながらどんぐりを拾う。
パーカーのポケットがふっくらとして
丘をくだる。

東京に戻る電車で
雨やむ空になり眠ってしまう。

作品名「1分(仮)」製作日誌2

2010-10-18 21:39:45 | 作品製作日誌
10月18日月曜日、阿佐ヶ谷。

「作品」て
何よ?

と思っていたけど

作り始めてしまうとそれは
つまらん疑問になった。

そして
今までわたしが体感してきた色々な「作品」の記憶が
怖いくらい滲み出てきて
わたしの「作品」を睨みつけてくる。
そのかたがたに笑顔を振る舞いあたたかく無視しながら
わたしはわたしのやりたいことをやる。

ああ
ただのわたしが
あほなわたしが
ここにいる。

作品名「1分(仮)」製作日誌1

2010-10-18 17:35:09 | 作品製作日誌
10月18日月曜日、吉祥寺に出る。

PARCOの一角にある喫茶店の外席にて。

5、6年前のわたしに会いに行く。
秋風に相まって
珈琲とともに身体がさめていく。

ひと作りして
席を立つと手が冷たくて
少ししびれてしまった。

こんなに恐ろしくて楽しいことだと思わなかった。

「いやん」


11/1~10
阿佐ケ谷のちいさなギャラリーカフェinelleにて行われる
『おとりよせ公募展』(手作り雑貨 小物 他)
に出展する作品づくりについて書いていきます。