CareTaker 's Log

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肉を食べるということは

2007-08-26 20:57:56 | 雑記
観光客「ショック」羅臼沖業者「近づかないで」 くじらウオッチング船眼前で捕鯨(北海道新聞) - goo ニュース

 【羅臼、網走】知床の世界自然遺産登録海域に近い根室管内羅臼町沖で二十四日、クジラウオッチング中の観光船の目の前で、捕鯨船のツチクジラ捕獲作業が行われていたことが二十五日、分かった。捕鯨船側は「観光船側の危険運航」と抗議する一方、クジラの生態を楽しもうとしていた観光客からは「かわいそう」との声が上がった。

 観光船は羅臼町の知床ネイチャークルーズ所有の「エバーグリーン」(一九トン)で、当時、観光客約二十人が乗っていた。捕鯨船は網走・下道(しもみち)水産と和歌山県太地町の会社が共同所有する「第7勝丸」(三二トン、六人乗り組み)。

 場所は羅臼港の東約十キロの沖合で、世界遺産登録海域からははずれ、ツチクジラの漁場の一つとなっている。第7勝丸は二十四日午前十時すぎ、捕鯨砲でツチクジラを撃ち、追いつめた上でもりでとどめを刺した。

 エバーグリーンの長谷川正人船長によると、両船は当初五百メートルほど離れていたが、最後は約百メートルに近づいたという。ほかにも二隻の観光船がいた。周りの海は血で赤く染まり、観光客からは「ショック」との声が出、「気分が悪くなった」と話す外国人客もいた。長谷川船長は「距離は十分とっており、危険はなかった」としている。

 捕獲されたクジラは二十五日早朝、網走港に水揚げされ、体長約九・五メートル。ツチクジラは国際捕鯨委員会(IWC)の管理対象外で、今年は水産庁が六十六頭の捕獲枠を定め、網走と函館、道外三カ所の計五カ所を拠点に八業者五隻の小型捕鯨船が操業している。

 下道水産の下道吉一社長は「(観光船との接近は)初めての経験。われわれは生業として捕鯨を行っているが、クジラが暴れる可能性もあり、船で近づくのは危険」とし、羅臼町役場に抗議した。同町のクジラ観光船は昨年、前年より二隻多い四隻に増えており、脇紀美夫町長は「お互い気を付けてほしい」として事実関係を調べる考えだ。

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牛にしろ豚にしろ鳥にしろ動物の肉を食べるということは、その動物を殺してその肉を得ているわけです。それは鯨もしかり。
捕鯨ウオッチングをしたいならともかく、単に鯨を見たいというのであれば、わざわざ観光船が捕鯨船に近づくな、と思う。
牛の乳搾り体験をしに来たのに場で牛がぶら下がっているのを見させられるのと変わらんでしょ。
町もきちんと観光として商売したいならば、場所や時間をきちんと決めて、バッティングしないように気を付けるべきだ。「お互い気を付けてほしい」ではなく。

生き物が死ぬときってのはどれも哀しいものです。だが、そうしないと人間は生きていけないのです。鯨もまた同じ。


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