野党に統治能力なし－英誌エコノミスト

日本の政治、混迷期に＝野党に統治能力なし－英誌エコノミスト (時事通信) - goo ニュース

　【ロンドン６日時事】英誌エコノミストの最新号は巻頭論文で、先の参院選挙の結果は安倍晋三首相にとって屈辱的だったが、日本では統治能力のある野党が不在で、「政治的混迷の時期に突入することがほとんど確実になった」と報じた。

　わずか２年前に小泉純一郎首相（当時）が断行した総選挙で大勝したのとは全く対照的に、与党が今回惨敗した理由について、同誌は(1)小泉氏が庶民感情に嗅覚（きゅうかく）を持つ、日本の政治家としてはまれな人物だったのに対し、安倍氏は庶民の関心に疎い(2)小泉氏が自民党のとりわけ地方での集票組織を破壊していた(3)有権者はかつて、小泉氏のパフォーマンスに幻惑させられていただけであって、参院選の投票行動は改革に反対する側面もあった－と分析した。

　ただ、その一方で、民主党についても「意見が異なるグループの寄せ集めにすぎない」とし、「政権を担う準備が整った政党の体をなしていない」と断じている。　
--------------------------------------------------------------------------------------------

まぁあの”変人”の小泉氏のあとでは誰でも評価は厳しくても仕方ないような気もしますが。

民主党が参議院の第１党になり、自民党もこれまでのようには法案をするする通すことは難しくなるでしょう。そこで民主党が政権を担うにふさわしく国益を考えた対応をすれば、政治は飛躍的によくなるでしょう。だが、これまでのように何でもかんでも反対という態度であれば、それは単に混乱を招くだけに過ぎません。

党内でさまざまな考えの人間がいる中で、どれほどのことが出来るのか、民主党にとってはこれからが正念場であり、外国からもその行動には厳しい目が注がれているようです。