CareTaker 's Log

主にスタートレックのことについて書くつもりが、
いつの間にやら日々思ったことについて徒然と。

平穏なクーデター

2006-09-20 23:52:53 | 出来事
銃声なく“平穏”な制圧 市民、戦車と記念撮影 交通機関は通常運行 タイ・クーデター 現地ルポ (西日本新聞) - goo ニュース

【バンコク20日永田健】銃声はなかった。叫び声もなかった。19日夜発生したタイのクーデター。出動した軍は、あっさりとバンコクの官公庁街を封鎖。首都の中枢を真空状態にした。発生直後のバンコクの状況をルポする。
 20日午前零時半(日本時間同2時半)、車でバンコク・ピットサヌローク通りの首相府に向かった。軍がテレビを通じ「権力掌握」を発表した約一時間後だ。

 小雨のぱらつく中、屋台や飲食店は通常通り営業しており、クーデターのニュースを知ってか知らずか、路上に出したテーブルに料理を並べ、酒を飲んでいる人たちが見える。ゴミ収集車がポリ袋を集めている。クーデターといえば、戦車が走り回り、兵士が行進する様子を思い浮かべていたので、意外な印象を受ける。

(中略)

 封鎖線を眺めていた公務員の男性(33)は「今のタクシン政権は汚職ばかりで、不満だ。国民が困窮しているのに、閣僚ばかりが金もうけしている。だけどクーデターには反対。民主主義を軍で抑えるべきではない」と話した。ただ、長期間続く政治混乱に飽き飽きしていた市民の間には、政治対立の収拾につながるとして、クーデターに理解を示す空気もある。

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タイの場合、最後は国王によって事態が納まるのでしょうか。今回のクーデターは他のものと比べて非常に落ち着いている印象を受けます。

しかも映像や写真を見てもそこにでてくる戦車がピカピカです。おそらくかなり前からクーデターの決行を準備していたのではないかと思います。

血を流さずに済みそうなのはいいのですが、できれば政権が汚職などをせず、今回のような武力を用いた政権交代をしなくても済むようなそういった成熟した民主国家になってほしいですね。そういった意味で今回、蜂起した軍人にはあまり自分が政権をとってどうこうしようというような感じがしていないのでほっとしています。

まぁ、うちの会社の人が出張している最中やなくてよかったよ。




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