忘却の彼方へ

ウエブ上のメモ

「うそ」への対応によって発達が促進も遅れもする!

2005年03月17日 | こども/家庭・こころ
 「子どもがウソをつくときは,自分に自信がないときや自分を守りたいときだ」ということを,すでにくり返しお話しました。それでは,子どもがウソをつかないためにはどうしたらいいのでしょうか。その逆の状態を子どもに与えてあげればいいのです。
 ウソをつかないで生きることは,ちょっと考えただけでもなかなか難しいことです。私たち大人でさえ,みんな何かしらのウソをつきながら生きています。自分を他人に良く見せたいと思う心,人に認めてもらいたいという心,嫌な奴だと思われたくない心,様々な心の背景がウソを呼び込みます。

 ウソをつかないで生きるということは,言い換えれば,ありのままの自分,裸のままの自分を人前にさらすようなものなのです。これには相当な勇気が必要でしょう。
 では,この勇気はいったいどこから出てくるのでしょうか。それは,ありのままの自分に対して,自信をもつこと,そしてそんな自分を好きになれることから生まれてくるのです。 
 (『子どものウソの見抜き方』星一郎著 ごま書房 154p)
※札幌の小学校教師,ヨコさんのホームページより。