Sophieの窓

日本とアメリカの二つの国籍を持つ娘、ソフィーの成長を見守りる母親のつぶやきをお届けします。

ソフィー初商売

2014-05-04 | Weblog
去年植えた朝顔が割いた後、たくさんの種が収穫できた。ソフィーはそれを集めてていねいに5つずつ集めてペーパータオルを小さく切ったもので包んでテープで止めたものをたくさん作った。友達に配るのかと思っていたら、ひとつずつの包みに「5seeds 5cents」と書き、「ガレージセールで売るの」とはりきっていいた。
昨日と今日、お友達と家の前の道でがんばっていると、親切な通行人が何人か買ってくれたみたいで、昨日は50セント分売れたそうだ。今日は、毛糸で作ったブレスレットなど売るアイテムを増やして2ドルの収穫だったそうだ。なかなかやるなぁ。

ソフィー9歳

2014-04-14 | Weblog
4月10日、ソフィーは9歳のお誕生日を迎えた。当日は少数お友達と夕食にでかけ、13日の日曜日は、もっと多くの友達を招いてお誕生日会をした。たくさんの友達にお祝いしてもらえて幸。今日は健康診断を受け、健康に正常に成長しているとのこと、一安心。

ソフィーがこの一年で特にがんばったこと。
犬が飼いたいとずっと言い続け、小さな家であるし、世話もやけるので二の足を踏んでいるわけなのだけれど、去年の夏ごろからバークレーニーにあるアニマルシェルター(野良猫や犬を保護する施設)で、講習を受け、施設にいる犬を散歩に連れて行くというボランティアをはじめた。

最初は大喜びで散歩させていたが、何度か行くうちに、気に入った犬が次に行ってみると、誰かにもらわれてしまっていなかったりすることもあり、嬉しがったり悲しがったりいろいろドラマがあった。そうしながらも、だんだん犬の世話がうまくなってきた。最初は嫌がっていたけれど、自分から犬の糞の後始末もできるようになった。

こちらの学校の宿題や土曜日の日本語補習校の勉強など、毎日忙しいけれど、ぶつぶつ言いながらも、毎日決められた日課をこなしている。限られた時間の中で要領よく物事をこなすスキルがついていけば、これらの日課と、犬の世話も両立できるかもしれない。そうなれば、犬を飼うことも許してもいいかもしれないと思う。

ピアノはだんだん難しくなってきて、練習を嫌がることが多くなったけれど、難しい曲が練習の末弾けるようになるとやはり嬉しいようで、いやならやめる?と聞くと、やはり続けることを選び、なんとかがんばっている。

あいかわらず散らかし屋さんで、あけたら閉める、使ったものを元の場所に片付けるなどが、なかなかできないけれど、家のお手伝い、特にクッキングなどは結構喜んでする。たまに、日曜日などにお寝坊のぱぱとままために朝ごはんを作ってくれることがあったりしてかわいい。

あと一年で10歳、プリティーンの年頃になるわけで、そのうち手をつないで歩いたりあまりしたがらなくなるのだろうなと思ったりする。今のうちに、思い切りかわいがっておかなくちゃと思う今日この頃。

ソフィー 8歳

2013-04-17 | Weblog
4月10日、ソフィーは8歳になった。
2月、同じアルバニー市の中に小さな家を買い引越しをした。修理や改装が必要な家だったので、引越し前後の3ヶ月あまり、ばたばたしているうちに過ぎていき、ソフィーの誕生日4月10日は、家族だけのささやかなお祝いとなった。
しかしながら今まで住んでいたコンドとは違い、小さいながらも庭があるので、ソフィーの好きな土いじりや園芸などもだんだんできるようになるだろう。今日は手始めに、カーラ、ヒヤシンス、フリージア、それから久しぶりに朝顔の種を庭の片隅に植えてみた。
犬が飼いたいとずっと言い続けているソフィーを、借家だから飼えないと言い聞かせてなだめてきたけれど、これからはどう説得したものか。

さて、7歳の間にソフィーができるようになったこと
本がもっと好きになり、ひとりでどんどん読むようになった。
朗読が特に好きで、会話のところなど、なかなかの演技で読み進めていくのが聞いていて面白い。
文章を書くことがさらに好きになり、多くの絵本を作った。
ずっとついていなくても、概ねひとりで宿題やピアノの練習ができるようになった。
英語の会話力が日本語に追いつき、まだまだ人見知りするほうだけれど、前よりもものおじせずにいろんな人と話ができるようになった。
困った人や悲しんでいる人の気持ちがわかり助けてあげたり思いやりのある言葉をかけることができるようになった。将来は、人を助ける人になりたいと言っている。

アメリカの学校と、週末の日本語補習校に通い、やたら宿題の量が多くなり、あまりのんびりさせてやる時間がなくなってしまったけれど、自分なりの時間と世界をもっているようだ。
優しい子供に育ってくれてありがとう。
ボストンマラソンの爆発事件で、ソフィーと同い年の8歳の子供がその幼い命を失った話を聞くにつけ、親御さんの悲痛な思いを想像すると心が砕ける思いだ。謹んで哀悼の意を表したい。
ふだん子供が病気もせずに成長していくことを、当たり前のように思ってあまり感謝もせずに過ごしていることが多いけれど、こうして元気に成長してくれているだけで、本当にありがたいことだ。
その時期その時期の成長過程、ひとりひとり一度しかないのだから、慈しんでいきたいと心新たに思う。


Sophie 7歳

2012-04-16 | Weblog
ソフィーは、この4月10日で7歳になった。アメリカの学校では去年の秋から、そして、この春からは日本の学校でも小学1年生だ。
15日は、アルバニーボウル(私たちが住むアルバニーにあるボーリング場)で誕生会をした。今時のボーリング場は、レーンごとにコンピューターモニターがついていて、点数の計算など、自動的に表示されるので楽チンだ。パーティーの途中には巨大なボウリングピンの着ぐるみが登場してダンスをしたり、派手な音楽や照明などで盛り上げたりと演出に余念ががない。ボーリングが廃れて久しいが、あちこちのボーリング場が廃業していく中、我らがアルバニーボウルは、生き残っているだけあってずいぶんいろんな工夫をしてあるものなのだなぁと感心してしまった。
しかし、ソフィーはその日の日記に、ボーリングの途中に巨大なボーリングピンができてきて怖かったと書いているのがおかしかった。

さて、ソフィーがこの1年の間にできるようになったことは数々あるが、
特に顕著だったり、感動したことは…
日本語に加えて、英語の読み書きがかなりできるようになった。
友達と気兼ねなく英語で話しできるようになった。
玄関の重いドアが一人で開けられるようになった。
絵や字の描き方が丁寧で緻密になった。
縄跳びができるようになった。
補助輪抜きで自転車に乗れるようになった。
ペットのリリーちゃんの世話が、自主的にできるようになってきた。

こうしてこの1年も、ソフィーはすくすくと成長し、7歳を迎えることができた。
心優しく、朗らかに育っていてくれてありがとう。

自転車に乗って

2012-02-04 | Weblog
去年は日本で大震災があったばかりか、ここ数年のアメリカの大不況もあり、その影響は、じわじわと我が家にもにじり寄ってくる感じで憂鬱な気分にさせられることも多かった。あちこちで占拠運動があったり、失業者が増えたりするなか、夫の職場にも予算削減の大打撃があり、ずいぶん大変なことも多かった。
けれど、ソフィーは、そんな鬱々とした霧を晴らしてくれる温かい風のように、私たちに希望を与えてくれる。

もうすぐ7歳になるソフィーは、昨日まで自転車に一人で乗れなかった。5歳の誕生日に補助輪つきの自転車を買い与えたが、その後すぐに引越し、気軽に自転車に乗れる環境を失ったこともあり、乗らない時期が長くあった。それでも、たまに思い出したように練習し、徐々に補助輪をひとつ、またひとつとはずしては、また練習するといった感じだったが、いつになったら乗れるようになるのかなと思っていた。去年のクリスマスに買い与えたキックスクーターが気に入り、ちょくちょく乗っていたが、そのおかげでバランス感覚がついたのか、今日、久しぶりに自転車に乗る練習をしたところ、あっさりと乗れてしまったらしい。その場でその瞬間を見ることができなかったのがちょっと残念だけれど、ようやく一人で自転車に乗れるようになったこと、本当に良かったと思う。

ソフィーは何につけても時間のかかる子供である。成長も同じ年の子供の平均と比べるとなんとなく半年くらいは遅れていることが多い。それでも、何につけても諦めず前向きに進んでいく。そしていつかは、なんでもできるようになり、ちゃんと成長していく。

たとえば、去年の9月、アメリカの学校で1年生になったばかりのソフィーは、他の同じくらいの年の子がおサルのように軽々とこなすモンキーバー(運手)がひとつもできなかった。それでも休み時間や、放課後、しきりにそれを練習して、とうとう往復したりできるようになった。

また、乳歯が抜け始めたのも遅かった。去年の春くらいから、子供の歯が抜けるのを楽しみしていたようだが、なかなか抜けなかった。ようやく去年の秋ころから下2本の前歯がぐらぐらしてきたが、しつこく一月以上抜けずにいるうちにとうとう、永久歯が下から生えてきてしまった。それでも抜けない乳歯をどうしようかと思っていたら、年末にその2本がやっと抜け、永久歯が入れ替わるように抜けた箇所に生えてきた。今年に入って上の前歯が1本抜け、今しばらく歯抜け状態で、おかしな顔だけれど、それもなんだかかわいい。

子供の成長を見ていると、なんだか暖かい気分になる。冬の後には必ず、春がやってくると信じることができる。そして冬の間、枯れていた枝にも春になればちゃんと新芽が葉を茂らせることを思い出す。
ありがとう、ソフィー。

ソフィー6歳

2011-04-11 | Weblog
昨日、4月10日ソフィーは6歳の誕生日を迎えた。
誕生日といえば毎年、お友達を招いて誕生日会をしていたが、今年は家族でカリストーガに出かけ、ソフィーの誕生日を祝うことにした。
ナパをもう少し北上したところにあるカリストーガは小さな温泉町で、スパやワインティスティングなども楽しめる。去年初めて家族で訪れて以来気に入って何回か訪れている場所である。
私たちが泊まった宿には、温泉を利用したプールがいくつかあり、水遊びが大好きなソフィーは、土曜日の午後はずっと子供用のプールで楽しんだ。しかし、風邪気味だった夫の風邪がうつったのか、一日中水遊びをしたのがこたえたのか、翌日、日曜日、誕生日の当日には、ソフィーは風邪をひいてしまった。帰路、Yontevilleという街で、ちょっとしゃれたフレンチカフェで昼食をとったが、ほとんどメインディッシュには手をつけず、ミルクとパンを少し食べただけだった。ずいぶん心配したが家に帰って少し休んだら夕方には持ち直し、プレゼントをあけたり、ケーキを食べたりした後、皆でDVD (Wallace&Gromit のShaun the Sheep)を見て過ごした。

ソフィーは、5歳の間に、またずいぶんと成長した。
他人の気持ちがよくわかるようになり、感情がきめ細かくなってきたように思う。
この一年、私は自分の仕事、そして、まどかの学校や習い事、宿題などにかなりの時間をあくせくしながら費やし、ソフィーとゆったりした時間を過ごすことがあまりできず、さびしい思いをさせた。それでも、疲れている私に対して思いやりの言葉をかけてくれる心優しい娘に成長してくれた。

心配していた英語も、だんだんしゃべるようになり、去年の9月から通い始めた現地の幼稚園では、最初引っ込み思案で、なかなか友達ができないようだったが、最近は、友達や先生とよく話ができているようだ。

文章や絵を描くのが相変わらず好きで、絵手紙や、絵本などを作ったりしているが、去年より、実物を良く見て描くようになり、塗り方なども丁寧になった。
漢字に興味を示し、去年初めて書道に親しんだ。

音楽も常に好きなようで、ドラムをたたかせるとなかなかおもしろい音をだす。
英語や日本語の歌をずいぶんたくさん歌えるようになった。
3歳の誕生日にピアノを買ってやったが、先生をつけるとなかなか嫌がって弾かず、しばらく何もさせなかったが、去年の9月、再び先生について練習を始めて以来、ずいぶん上達した。

運動関係は、相変わらずドン臭いけれど、健康に育ってくれていることが何よりもありがたい。6歳おめでとう、そして、ありがとう。








ソフィー 初日記

2010-08-25 | Weblog
いよいよ明日から、ソフィーの幼稚園が始まる。今日はその説明会に行ってきた。
ソフィーの通う幼稚園は、UCヴィレッジ(UCバークレーの職員や生徒のための住宅地で、いろんな国から一時的に滞在する人々も多い。)に住む子供たちが多く通うためか、アルバニーの学校の中でも一番、国籍や民族が多様だと言われる。それだけあって、インド人、日中韓人、ロシア人、ラテン系、そしてアングロサクソン系の白人など、ひょっとして一人一人国籍がちがうのではないか?と思いたくなるほど多様な人種がクラスの中にいてなかなかおもしろい。

夏だというのにずっと寒い日がつづいていたけれど、今週は急に暑くなり、マンションに付随するプール(引っ越して以来、ずっと気になっていたけれど一度も利用することのなかった)にソフィーを連れて行って遊ばせた。
ソフィーは、サマーキャンプで、スイミングのクラスをとり、やっと顔を水につけられるようになったり一瞬浮かぶことが出来るようになったので、それを得意げに披露して嬉しそうだったのが印象的だった。

今日は、ややこしいことを考えるのをやめて、ソフィーとリラックスすることにしたら、なんだか気分が楽になる。お香をたき、ビールを手にしてゆっくり入浴。ちょっと冷えた体も温まり、まどかの好物を作って夕食をとる。

夕食後、いつものようにまどかが絵を描き出した。
ここのところ、ちょっと前に行ったヨセミテの印象が強いらしく
同じような絵を何枚も描いている。

山があり、道に車が走っていて、手前に湖があって魚が一杯泳いでいる。釣り人がその脇にいて魚を一匹が釣っているところで、まわりにいる魚が悲しそうだったり、怒ったような顔していたり、驚いたような顔をしていたりと、それぞれ違っているのが興味深い。
いつもは、ソフィーとパパとママは、小さく湖のほとりに描かれていることが多いのだが、今日は、パパは魚を釣っていて、ソフィーとままの姿が見当たらない。
「ソフィーとママは、どこにいるの?」と尋ねると、
「ママとソフィーちゃんはテントの中」という。
よく見るとテントとおぼしき三角の物体の前に靴が2足並んでいる。

ちょっと前まで、自分が主役で画面の真ん中に大きくあったものだが、
今では自然のなかに一部として客観的に描いているが興味深い。

夕焼けがきれいだったので、ベランダに出てみた。
ソフィーを呼ぶと、一瞬出てきて「わあ、きれい!」と言いながらすぐに部屋にもどっていく。
「どこ行くのー?せっかくきれいやのに」と声をかけたら、
「スケッチブックを取りに行くの」と答える。
スケッチブックを手にしてまどかは、風景を描いているのかどうか、とにかく何かを一生懸命に描いている。

私もスケッチをしたあと、さっき見たソフィーのヨセミテの絵があまりに印象的だったので、そのことをスケッチブックにメモしていたら、気がついたらソフィーがすぐ近くまで見に来て「なにをかいてるの?」と訊くので、「今日どんなことがあったのかとか、ソフィーがどんな絵を描いたのかとか、書いてるんだよ。」と答えると、まどかはまた自分の席に戻って何か熱心に書いている。
まどかは、うまれて初めての日記を書いていたのだった。

そふぃちゃんわ
ままのはな
しおよくききました きょ
うはままがいしょっにたのしくあそび
ました
そふぃちゃんわ
たのしいことがあ
りました
そふぃちゃんわ
がばて
ごはん
おたべました
きょわ ままとぷるに
はえきました
そふぃちゃんわ
がばておよぎ
ました。
きょわぱぱが
おそくかえって
きます。
きょうわうきわ
をつかておよぎました
きょわままとお
よぎました
そふぃちゃんん
わろびんく
んにてがみおかきました
まどちゃん
はてれび
おみまし



意味わからない人のために一応訳すと。。。[m:206]

そふぃちゃんは
ままのはなしをよくききました。
きょうは、ままがいしょっにたのしくあそびました。
そふぃちゃんは、
たのしいことがありました。
そふぃちゃんは
がんばってごはんをたべました。 
きょうは、ままとプールにはいりにいきました。
そふぃちゃんは
がんばっておよぎました。
きょうは、ぱぱが
おそくかえってきます。
きょうはうきわをつかっておよぎました。
きょうはままとおよぎました。
そふぃちゃんは ろびんくんに
てがみを かきました。
そふぃちゃんは てれびをみました。


おいおいテレビを見たので締めくくるのか?
まあいいけど。
ともあれ、なんだか、ほっこりした一日でした。

ソフィーからの手紙

2010-08-17 | Weblog
最近、ソフィーは手紙を書くことに興味を持ち、ものすごい勢いで友達や親戚に手紙を書きまくっている。手紙を書く相手に合わせて、日本語、英語やスペイン語など、書き分けたいらしく、英語やスペイン語などはどう書いたらいいのか聞くので簡単な文とつづりを教えると、嬉しそうに文を書き、裏には絵を描いて手紙を書き上げていく。
日本語は、ひらがなだけだけれど、自分で文を考えて勝手にどんどん書いていく。

「これれてがみはおわりらよ」(これで手紙が終わりだよ。)
といつも最後に書くところが笑える。

そういえば、私も子供のころ「だ」がうまく言えずに「ら」と発音したりしていたけれど、
まだそのころは、あまり字をすらすら書いたりしていなかったと思う。

ソフィーの場合、「だぢづでど」の発音はある程度できているのだけれど、文字にすると「らりるれろ」に変わってしまっていて、そんな手紙を目にするのはなんとも微笑ましい。

そんなふうに成長していく様子を忘れないでいたいなぁと思う。




ソフィー5歳

2010-04-23 | Weblog
先日、サンフランシスコの日本街で桜祭りがあり、家族連れで見物にでかけた。
最近の桜祭りはなんといっても、ニューピープル(日本のサブカルをプロモートして販売する店)ができたことの影響もあるのか、アニメキャラのコスチューム・コンテストなんかもあって、数年前私が初めて見たときと比べても、ずいぶん感じが変わったような気がした。
天気も快晴で、人手も多く、ずいぶん賑やかだった。

パレードも終わって、そのへんの店をぷらぷら見ていると、ウクレレの専門店を見つけた。そういえば、桜祭りのパレードでもハワイアンの団体も参加しているし、日系ハワイアンは、サンフランシスコの日本街でも多いのかもしれない。

店の中で3番目に安いウクレレを買ってきた。
ソフィーが前から玩具のギターを欲しがっていたのだけれど、玩具を買うくらいならちゃんと音がするものの方がいいかと思い一度、中古のギターを買ったことがあったけれど、重すぎて結局、ソフィーはそれを弾くことがほとんどなかった。
ウクレレなら玩具サイズだけれど、一応それなりに楽器として音が出るので、家族みんなで楽しめるかと思ったのだった。

けれど買って帰ると、ソフィーそっちのけで自分が夢中になってしまい、興に乗って練習するうちに親指と人差し指の皮が剥けてしまった。
なんだかなぁ。そういえば、昔、ケーナを友人にもらったとき練習しすぎて小指の関節に炎症をおこしてしまったこともあったっけ。あほにつける薬が欲しい。

そんなことはどうでもいいけれど、私がそれで練習できなくなったので、ウクレレをそのへんにほっておいたら、今度はソフィーがそれを使って遊び始めた。けっこうのりのりで弾いていて、見てるとおもしろい。
うまいうまいといってはやし立てると、「ソフィー、もう5歳やからなぁ。」とまじめな顔をして言ったのが可笑しかった。

そうそう、ソフィーももう5歳。ずいぶん大きくなったもんだなぁ。
ソフィーが生まれたばかりのとき、新婚旅行で買ってきたウクレレのハワイアン集のCDをよくかけていたなぁなんてことを思い出した。

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4歳の間にできるようになったこと

絵がますますうまくなった。
人だけではなく、周りにあるものに興味を示してそれを描こうとする
意識が出てきた。
風景画専門の父親の影響か、この前なんかも、窓から夕日を眺めながら、
「景色を描くー」とか言いだして、空や電車、家や車など一生懸命描いていた。

走るのが前より少し速くなった。

前より小さい子に優しくできるようになった。

日本語がだいぶ上達した。英語が前よりできなくなったけれど...
やっぱりベイエリアだなぁ。

ひらがなが全部読み書きできるようになり、手紙を書くのが好きになった。
自分のいいたいことを伝えたいという気持ちが大きいようだ。

思いやりや気遣いができるようになるなど、ずいぶん成長したように見える反面、
前より甘えたになったような気もする。

私が期待することに一生懸命応えようとけなげになっている。
嬉しい反面、かわいそうなときもある。
親としての自己採点は辛くならざるを得ないけれど、
ソフィーの成長には120点をあげたい。



冬過ぎて

2010-03-16 | Weblog
ソフィーは、もうすぐ5歳。

魔の2歳とか反抗期の3歳とかいうけれど、私にとっては4歳後半が一番厳しかったような気がする。(先のことはもちろん分からないけれど、今のところ。)
何回同じこと言っても聞き分けがなかったり、同じ失敗を繰り返すというのに、私の言動の都合の悪いことはしっかり覚えていて矛盾を突いたり、私の欠点など、真似て欲しくないことを真似てみたり。ほんとうに疲れ果て、これほど子育てがしんどいと思った時期もなかった。

今年になってずっと雨や曇りの日が続き、ソフィーと一緒に散歩したり、どこかへお出かけする回数がぐっと減った。そんな鬱陶しい天気のせいで、ソフィーも私もよけいにストレスが積もり、家の中で二人きりで過ごす時間が、以前のようにゆったりした楽しい時間でなくなり、憂鬱な時間へと変わった。やたら苛立ち腹立つ自分をもてあまし、そんな自分に後ろめたい気持ちも加わり、自己嫌悪の日々がつづいた。

数ヶ月前のことだが、昔のソフィーのビデオが出てきて、ソフィーと一緒に見てみた。ソフィーもそのビデオが気に入り、「もう一回、小さいソフィー見る」とか言ってねだるので、何度か繰り返し見た。
「あのときは、かわいかったなぁ。」なんて、つい言ってしまった。

後日、壁にかかった絵(私が3年ほど前に描いたソフィーの絵)をぼんやり見ながら
「ソフィー、小さいときはかわいかったの?」と彼女は聞いた。
「小さいときもかわいかったけれど、今もかわいいよ」と答えたが、納得しないのか、数日にわたって同じ質問を繰り返した。

ごめんね、ソフィー。

こうして二人で密に過ごす時間は、あと一年弱。小学校に上がれば、そんな時間はぐっと減って、いやでもソフィーは学校や友達が中心の生活に入っていくだろう。
今の時期は今しかないのに、早く早くといたずらに、ソフィーの背中を押し続けてきたのかもしれない。

ソフィーが、私の言うことを聞かないのは、今は思い存分甘えるべき時期なのに、十分に甘えさせてやらない私に対する反抗だったのかもしれない。

いつか晴れた日、手に持った棒切れを空にさして、
「空にとどくよー!」と言ったソフィーをいつまでも覚えていようと思う。

でも、過去や未来のソフィーではなく、今のソフィーを見つめなおそうと思う。そうしてちゃんと見つめるていると、いつでも何か新しい兆しがあり、それをしっかり受け止めるとき、ソフィーの輝くような笑顔があるのだから。

ようやくここのところ、春らしいうららかな日がはじまってきた。昨日、夏時間も始まりぐっと日も高くなった。また散歩するのが気持ちよい季節となったようだ。