4月14日付けの週刊金曜日の「金曜アンテナ」という欄に「教職員組合員11名を大成学園が懲戒解雇」の見出しで記事が紹介されました。このブログでも3月4日付「教育現場に灯りが」、3月14日付「法治国家にあるまじき教育現場」、3月21日付「正常な教育現場を求めて」と題した紹介記事や所感を掲載してきました。
ここで重複することを避ける意味や下手な文を書くより、週刊金曜日に掲載された記事を転用させていただきます。
::教職員組合員11名を大成学園が懲戒解雇::
東京都三鷹市にある私立大成高校を経営する学校法人大成学園(中村和彦理事長)が、同校教職員組合の組合員11名を懲戒解雇した。組合側は5日までに、地位の保全を求める仮処分を東京地裁八王子支部に申請した。
同組合の植木陽子委員長は「正規教員の約3分の1を解雇するのは社会的なモラルをまったく無視している。解雇による“兵糧攻め”を狙っているのではないか」と批判している。
(本誌昨年5月27日号「痛恨の現場を歩く」参照)
同校では03年9月、「体罰」を理由に男性教員を解雇。
その撤回を求めている組合員の教員10名を05年1月から「立入禁止」にしていた。
男性教員の解雇は裁判で争われ、東京地裁八王子支部は昨年9月、「解雇は無効」と判断、東京高裁も本年1月に一審を支持したが、学園側は上告している。
また、東京都労働委員会も3月1日、解雇は不当労働行為にあたるとして、現場復帰とその間の賃金支払いを学園側に命じていた。
学園側が間違っているとの判断が相次ぐなかで、組合員を解雇するのは異常な対応だ。
::(週刊金曜日)編集部::
以上のように学園側の対応は、「学園側が間違っているとの判断が相次ぐなかで、組合員を解雇するのは異常な対応だ」と言わざるを得ない。しかも、上告審で係争中の男性教員に対しても「懲戒解雇」通知を送付しているのであるから、学園側の「社会的なモラル」は何処に行ったのであろう。
そして、学園側は、この事態を一日も早く解決すべきであるのに、次から次へと問題を大きく複雑にし、時を稼ぎながら11名の教員を「兵糧攻めに」して、その解決を図ろうとしているかのように思えてならない。
私は、この兵糧攻めという事態を考慮し、11名の教員に対する物心両面からの支援が必要になっていると考えます。
是非とも多くのブロガーの皆さんがご支援されますよう呼びかけるものです。
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ここで重複することを避ける意味や下手な文を書くより、週刊金曜日に掲載された記事を転用させていただきます。
::教職員組合員11名を大成学園が懲戒解雇::
東京都三鷹市にある私立大成高校を経営する学校法人大成学園(中村和彦理事長)が、同校教職員組合の組合員11名を懲戒解雇した。組合側は5日までに、地位の保全を求める仮処分を東京地裁八王子支部に申請した。
同組合の植木陽子委員長は「正規教員の約3分の1を解雇するのは社会的なモラルをまったく無視している。解雇による“兵糧攻め”を狙っているのではないか」と批判している。
(本誌昨年5月27日号「痛恨の現場を歩く」参照)
同校では03年9月、「体罰」を理由に男性教員を解雇。
その撤回を求めている組合員の教員10名を05年1月から「立入禁止」にしていた。
男性教員の解雇は裁判で争われ、東京地裁八王子支部は昨年9月、「解雇は無効」と判断、東京高裁も本年1月に一審を支持したが、学園側は上告している。
また、東京都労働委員会も3月1日、解雇は不当労働行為にあたるとして、現場復帰とその間の賃金支払いを学園側に命じていた。
学園側が間違っているとの判断が相次ぐなかで、組合員を解雇するのは異常な対応だ。
::(週刊金曜日)編集部::
以上のように学園側の対応は、「学園側が間違っているとの判断が相次ぐなかで、組合員を解雇するのは異常な対応だ」と言わざるを得ない。しかも、上告審で係争中の男性教員に対しても「懲戒解雇」通知を送付しているのであるから、学園側の「社会的なモラル」は何処に行ったのであろう。
そして、学園側は、この事態を一日も早く解決すべきであるのに、次から次へと問題を大きく複雑にし、時を稼ぎながら11名の教員を「兵糧攻めに」して、その解決を図ろうとしているかのように思えてならない。
私は、この兵糧攻めという事態を考慮し、11名の教員に対する物心両面からの支援が必要になっていると考えます。
是非とも多くのブロガーの皆さんがご支援されますよう呼びかけるものです。
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これは、結局労働法制の改悪を見越しての先走り、というものなのでしょうか。
労働法制の改悪を見越しての先取りだとしたら、これは大変な事態ですね。
教育基本法の改正を日程に上げている自・公の「愛国心」を進める上で、その意に反する教員を強制的に排除するテストケースだとしたら私学の独自性はどこに行ってしまうのだろうか?
KUMAさんのTBしていただきました記事を読み恐ろしさを感じています。ありがとうございました。
おっしゃるように,これからは教育現場の良心派を潰していこうということでしょう.これから公立学校の現場がさらに厳しく追い込まれることでしょう.
自公政権を何としても倒さねばならないのですが・・・
とりあえず大成学園を支援しなければなりませんが・・・
「しっかりとした基準を持って体罰が行える教師を置きました」って宣伝文句を謳った学校があってもいい と、以前より考えている私にしますと、学校経営にマイナスイメージだけを持ちました。
誰かの都合が良い様に創られたタブーを、破壊しないことには先に進めないと言うことでしょう。多様化や独自性はそこに生まれますよね。
公立高校等では日の丸・君が代の問題でも顕著に管理統制の実態が浮き彫りになっているように思います。
私学では少子化による生徒争奪戦が激化していると聞いています。
そのような中で、papillonさんブログで書かれているオリジナルティのある思考が求められているのでしょうね。
ジムさんのおっしゃるとおり、この論点にはいくつかの視点があると思います。しかも、各立場ー経営側・教師側・生徒側ーから捉えれば多岐に亘りますが、要約すれば、権利が侵害されることは許されないと思っています。
あまり権利権利といいたくないのですが、各立場の権利が守られることにより、教育の場では生徒の個性が引き出され、自発性を助長できると素人ながら思っています。
それ故に、学園側の教職員組合員の分断と兵糧攻めとも思える行為を許してはいけないと思うのです。
教師のお立場の方がお読みであれば、是非、ここにコメントをいただければ幸いです。