少し前に、2万キロ弱使用したドライブベルトを交換しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e4/8774c07691e4da4f9a35664c4b5b36f0.jpg?1661345560)
この後輪側のパーツを分解グリスアップ&清掃します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/16/582cc41fb10dbb5fe75cd64b49752ba5.jpg?1661345659)
自動遠心クラッチのシューです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/67/344209185bc6c75f0b4fd7eeee808c68.jpg?1661345780)
スクーター時代にお世話になった、測定士さんという方のアイディアで、センタースプリング弱化チューンしてあります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/de/f85a5c9806a236e8570deedfa2016ae2.jpg?1661346143)
ホンダの125のスクーターの純正パーツです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/df/ff085dbaa603f4426b5ab8eddd6620bf.jpg?1661346394)
クラッチとスプリングを取り外したところ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4b/9ff8814d8634bd0c15bb91adb1b6b625.jpg?1661346366)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/4f/0183748e6dc45e7e6f5ecbfd19e0373f.jpg?1661346524)
ピンがこの溝の中を動く訳ですが、駆動の力を伝えながら、金属同士が擦れ合う構造なので負荷が大きいです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ad/6099b50924585237df6354b21d06d410.jpg?1661346768)
強い力が掛かっているのが分かる当たった跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f9/08bcca3510841435b805f9021faf5245.jpg?1661346700)
こんな風に、溝に一杯,ヤマハの専用のグリスを詰めます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/da/283becc4a91f461ad9f2e628b98d0874.jpg?1661399329)
こんな風にカバーを被せて組み立てていきます。
通常、同時にトルクカムもグリスアップするのですが、その時は急な悪天候で中止しました。
ベルトも完全に馴染みが出た距離ですし、トルクカムグリスアップを行いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e4/8774c07691e4da4f9a35664c4b5b36f0.jpg?1661345560)
この後輪側のパーツを分解グリスアップ&清掃します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/16/582cc41fb10dbb5fe75cd64b49752ba5.jpg?1661345659)
自動遠心クラッチのシューです。
油分が遠心力で流れてきた様子です。
ペーパーを当てて油分を落としました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/48/7b8dc6ca62d4017f84ed246c4b1ddf0f.jpg?1661345659)
クラッチの内側にも油分がついて色が変わっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/48/7b8dc6ca62d4017f84ed246c4b1ddf0f.jpg?1661345659)
クラッチの内側にも油分がついて色が変わっています。
脱脂して細目のペーパーを当てました🔧
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/67/344209185bc6c75f0b4fd7eeee808c68.jpg?1661345780)
スクーター時代にお世話になった、測定士さんという方のアイディアで、センタースプリング弱化チューンしてあります。
これによりドライブベルトが2万キロ持つようになりました。
キムコのスクーターの弱点の一つは
トルクカムのグリスが遠心力で流れてクラッチに付着する事
(スタート時のジャダー発生トラブルになります)
これはオイルシールを国産に換えても完全には防げません。
国産だとあまり出ないトラブルなので〜
(^_^;)
思うところがあり、台湾キムコには無い,
このパーツを付けてみました。
(スプリングの内側に入っている円柱状の部品)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/de/f85a5c9806a236e8570deedfa2016ae2.jpg?1661346143)
ホンダの125のスクーターの純正パーツです。
サイズが全く一緒で使えるんです(笑)
これが漏れたグリスを受け止めてくれています。
写真に写ってるようにグリスが内側に付着していました。
完全に防ぐ事は出来ませんが、これでクラッチ清掃回数が国産並みに減りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/df/ff085dbaa603f4426b5ab8eddd6620bf.jpg?1661346394)
クラッチとスプリングを取り外したところ
円柱部分のカバーを取ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4b/9ff8814d8634bd0c15bb91adb1b6b625.jpg?1661346366)
ここが、トルクカムの肝となる溝とピン
此処らの働きによって、スクーターは再加速が可能になります。
拡大写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/4f/0183748e6dc45e7e6f5ecbfd19e0373f.jpg?1661346524)
ピンがこの溝の中を動く訳ですが、駆動の力を伝えながら、金属同士が擦れ合う構造なので負荷が大きいです。
その為、当たってない所にバリがあります。
ダイヤモンドヤスリでこのバリを小さくしました。
整備しないで過走行すると、この溝に段付きが生じて変速しなくなります。
それらの予防だけでは無く、スムーズな再加速の為にグリスアップをしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ad/6099b50924585237df6354b21d06d410.jpg?1661346768)
強い力が掛かっているのが分かる当たった跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f9/08bcca3510841435b805f9021faf5245.jpg?1661346700)
こんな風に、溝に一杯,ヤマハの専用のグリスを詰めます。
(いくつか試した中で一番垂れが少ない)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/da/283becc4a91f461ad9f2e628b98d0874.jpg?1661399329)
こんな風にカバーを被せて組み立てていきます。
ちなみにスズキのアドレス125は、定期的に此処のグリスアップをしないと、中のピンがこのカバーを突き破って飛び出すトラブルが発生します。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
基本的にグリスアップは、少なくとも10,000km毎にしています。
それでも最初の写真に有るように、グリスは完全に無くなり、劣化し,色がモリブデングリスの色の様になります。
この台湾スクーターのトルクカムの部品は、
定期的なグリスアップによって6万キロでも問題無く使用可能です。
が,整備をしないと、この距離だと溝が広がってガタガタで使えないでしょう。
20年位前に250のスクーターブームがありました。
無知な為に、全くメンテしないでベルトが切れる迄使うと、駆動系の殆どの部品が要交換になり、250だと7~9万円必要なので乗り換えのパターンが多かったですね(^_^;)
国産はパーツ精度が高い為、台湾スクーターよりも、少しメンテサイクルは長くても大丈夫ですが、ベルト交換時に駆動系すべてのグリスアップ&脱脂はした方がいいですね(^^)v