「軍の関与ない」下村発言、なんら問題ない

下村官房副長官は２６日夕の記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題について
「直接的な軍の関与はなかったと私自身認識している」との考えを示した。

下村氏は「直接、間接的に軍の関与は明らかでなかったというのが、
１９９２年から９３年にかけて行われた調査に基づき
９７年に平林博外政審議室長が行った答弁だったと思う。それに沿って発言している」と述べた。

野党側は下村氏の発言を一斉に批判した。民主党の鳩山幹事長は記者団に
「もっと歴史を勉強してほしい。政府高官が決して言うべきことではない。強く抗議したい」と述べた。
（2007年3月26日23時36分 読売新聞）
　
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

うん？！　ち、ちょっとぉ、、、これ、抗議する相手が違うんじゃないの鳩山さん！！

たとえ立場が野党でも、同じ日本人として発言するなら、、
『軍の関与がなくて本当に良かった！あれば世界から不名誉な汚名を着せられところだった』、、、、になるのでは。
それこそバンザーイ！！ものの、与野党議員で握手を交わす場面でしょうが、、、


鳩山幹事長、あなたこそ、もっと歴史を勉強し召せ！！


この問題ついては、先日の占部講演でも話が出た。

１９９３年８月４日に当時の官房長官、河野洋平は、
ダンボール４００個分の聞き取り調査を、６０頁ほどにまとめた資料を手に高々と持ち上げ、
強制連行を認める談話を発表し謝罪した。

その聞き取り調査のなかには、確かに日本軍が関与した例が８件あったそうだ。

その関与とは、、、

慰安所に女性を集めてくる仲介業者によって、
女性たちが不当な搾取に合うのを日本軍が助けたことにより関わった例が７件。

残り一件は、日本の占領下にあったインドネシア・ジャワ島で、
現地の日本軍の規則に違反した一部の部隊があり、抑留されていたオランダ人女性が
強制売春をさせられたというスマラン事件で、戦後の戦犯裁判で関係者は死刑を含めた重罰が科せられそうだ。

このことからしても、軍が強制的な売春を禁じていた証拠といえるのではないかと思う。

３月２７日付けで読売新聞は紙面２枚をつかって「基礎からわかる慰安婦問題」として詳しく報じている。