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新山清 最後(生前)の撮影紀行

2012-07-16 18:27:57 | 写真展情報

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7月17日~22日

新山清 最後(生前)の撮影紀行

父新山清は生前、60歳になったら好きな写真三昧の生活をしたいち言っておりました。昭和44年(1969年)4月27日から5月5日まで、ゴールデンウィークを利用して台湾に参りました。かねてから、台湾のアマチュア写真家に指導をしていたことから、各地の台湾の人の協力の下、10日間楽しい時間を過ごしました。昼は風景、夜は例会で作品の批評、添削をいたしました。

台湾の撮影旅行はこれからの写真の集大成の手始めと捕らえたのではないでしょうか?もともと石、木・樹、水、造形美が好きで、日本国内では沢山撮影し、ネガも残っていますが、台湾の風景をまのあたりにすると、制作意欲が湧き、撮影に力がはいっていることはコンタクトシートを通して読み取れます。

台湾の写真家徐清波氏が書かれた追悼文の中に、新山は昼食はパンとコカコーラの簡単なもので済まし、カメラを構え、シャーターの雨を降らした、簡単な昼食ではあったが、一生忘れられない思い出になったとの文章があります。新山は大きな手ごたえを感じ、楽しんで写真を撮っています。

7月17日~22日の短い期間ではありますが、43年前のプリントと現在のプリントを混ぜ展示しています。43年前のコンタクトも見ることが出来ます。

台湾の徐さん、王さん、楊さんからの写真も用意しました。皆様大変お世話になりました。謹んで御礼申し上げます。

平成24年7月吉日         新 山 洋 一


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