褐色脂肪細胞はPETでのuptakeが寒冷時に上がるため、腫瘍や転移との間違いが生じやすい。
おもに頸部、肩甲骨周囲、傍脊柱領域によく見られるが、副腎周囲など横隔膜下に認められることもある。
脂肪組織の中に存在したり、骨周囲に存在することもあり、PETのみでの鑑別は困難である。
また骨転移もCTでは全く硬化性/溶骨性変化が特徴的でない場合もあるので、診断は困難である。
疑った場合はMRIを追加で検査し、悪性の除外が必要となる。
(追記)
かなり古い論文だけども、褐色脂肪細胞の分布に関して剖検で研究しているものを見つけました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1271341/pdf/janat00320-0042.pdf
剖検で認められた部位として、列挙されているのは
腎周囲、副腎、大動脈、頸部、縦隔とされています。
上の論文を踏まえて、PETの大御所にどれくらいの頻度で褐色脂肪細胞の生理的集積が認められるか聞いてみた。
基本的に横隔膜下はまれだが、頻度的には頸部~傍脊柱など横隔膜上:横隔膜下=20:1程度で認めるとのこと。
組織上に存在していることとアクテビティは違うので、画像上の違いが生じるのではないかと言われた。
勉強不足なのだけれども、SPECTとPETはいつもごっちゃになってどっちがどんなだかすぐに忘れてしまう。
これはすごくわかりやすい。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/166232.html
SPECTはコリメーターが必要。γ線は一方向。
脳、心臓、肝臓などに使用する。
PETはコリメーターが不要。γ線は二方向。
癌、心臓、脳などに使用する。
「PETでは人体内にありふれた元素の同位元素であるC11、N13、O15、F18などが利用できることが重要です。水や糖や脂肪をこれらの放射性同位元素でラベルしたものを注射薬あるいは吸入ガスとして用いて、薬が血流と共に循環する様子や生化学反応で代謝される過程を詳細に分析できる訳です。これは診断はもとより、生理学や薬理学の基礎研究に非常に役立ちます。」
これが一番知りたかったところです。
おもに頸部、肩甲骨周囲、傍脊柱領域によく見られるが、副腎周囲など横隔膜下に認められることもある。
脂肪組織の中に存在したり、骨周囲に存在することもあり、PETのみでの鑑別は困難である。
また骨転移もCTでは全く硬化性/溶骨性変化が特徴的でない場合もあるので、診断は困難である。
疑った場合はMRIを追加で検査し、悪性の除外が必要となる。
(追記)
かなり古い論文だけども、褐色脂肪細胞の分布に関して剖検で研究しているものを見つけました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1271341/pdf/janat00320-0042.pdf
剖検で認められた部位として、列挙されているのは
腎周囲、副腎、大動脈、頸部、縦隔とされています。
上の論文を踏まえて、PETの大御所にどれくらいの頻度で褐色脂肪細胞の生理的集積が認められるか聞いてみた。
基本的に横隔膜下はまれだが、頻度的には頸部~傍脊柱など横隔膜上:横隔膜下=20:1程度で認めるとのこと。
組織上に存在していることとアクテビティは違うので、画像上の違いが生じるのではないかと言われた。
勉強不足なのだけれども、SPECTとPETはいつもごっちゃになってどっちがどんなだかすぐに忘れてしまう。
これはすごくわかりやすい。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/166232.html
SPECTはコリメーターが必要。γ線は一方向。
脳、心臓、肝臓などに使用する。
PETはコリメーターが不要。γ線は二方向。
癌、心臓、脳などに使用する。
「PETでは人体内にありふれた元素の同位元素であるC11、N13、O15、F18などが利用できることが重要です。水や糖や脂肪をこれらの放射性同位元素でラベルしたものを注射薬あるいは吸入ガスとして用いて、薬が血流と共に循環する様子や生化学反応で代謝される過程を詳細に分析できる訳です。これは診断はもとより、生理学や薬理学の基礎研究に非常に役立ちます。」
これが一番知りたかったところです。