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河内のおっさんですわ。おっさんが宿題で読書感想文を書いてます。

2023年6月の読書メーターまとめ

2023年07月03日 | 読書レビュー
6月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3840
ナイス数:807

先祖探偵先祖探偵感想
ジーニストによる日本グルメ探訪記です。……うそです。ごめんなさい🙇‍♀️オカルトっぽいタイトルですけど、それ関連は1話だけ。ルーツ探しがメインですね。そこに社会的矛盾を突いた後半です。戸籍が無いとわかってるならなんとかして作っていく方向に向かうのが行政のあり方でしょう。突き放して国のサービスを受けさせない😠現、政治のまずい一方的な判断ですよね。…あっ、過激的なこと書いてる?おじさんはリベラルです😆ただ、戦争はこんな事にも影を落としてますよって作中で表現して、シリアスさも出てるように思います。
読了日:06月26日 著者:新川 帆立
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)感想
YouTubeを運営してるVtuberとかITに関する特許とか、初音ミクやらキズナアイとかが出るミステリ……どんなわけわからん話か、魑魅魍魎が出てくるのかとスコシフアン(SF😆)ながら読んでみると知識不足のおっさんでもわかりやすく書いてくれてました😆ヴァーチャルと言えど生身の能力ある頑張ってるひとが作るものが、最終的には愛おしく価値あるものになっていくんですよ、テクノロジーも機械もひとが作ってるんですよ、というようなことが言外にあるみたいですね😀知らんけど!←これ無しではかっこええこと言えないのです
読了日:06月25日 著者:南原 詠
俺ではない炎上俺ではない炎上感想
あー悔しい🤣読み始めはSNSの未確定、真贋不明の情報を闇雲に信じて煽り、自分が正しいと曰うネット民にイライラ💢これは新手のイヤミスちゃうのって感じるおじさんでしたが(因みにインターネットは初期からやってて、そこそこわかるおじさんです😆)そんなことを思ってる間にいつのまにかミスリードにハマってしまってました😓こんなに使い古された手法なのにまんまとひっかかってしまい顔も上げられません💧やっぱり悔しい!誰か粗探ししてくれません?いやジョークですがそれほど楽しいミステリです😆
読了日:06月24日 著者:浅倉 秋成
北緯43度のコールドケース北緯43度のコールドケース感想
これはもう大満足ですよ。縦割り社会の組織は、もう警察ミステリでは定番になってて、そんなに響くものではないし、何故かキャリアはほぼ頭の悪い出世しか頭にないような集まりに少人数の切れ者が登場。というこれも定番感が半端なく……と悪口ばっかりのようですが、組織的にはマイナー組やけど組織論を専門とした素養がある主人公が孤軍奮闘でアホな上役をやっつける爽快感がずっと勝ります。さすが乱歩賞🏆
読了日:06月22日 著者:伏尾 美紀
パラダイス・ガーデンの喪失パラダイス・ガーデンの喪失感想
これすごいわ!湘南の架空の街で起きる群像ミステリ小説や🤔もう初めの方は、登場人物一覧に戻っては読み進みを何回繰り返したことか😅で、そこに持ってきてユーモアが散りばめられてドタバタ劇も楽しい。恩田陸さんのドミノにも負けず劣らずです。プラス謎解きも大変。さらに強烈などんでん返しが最後に待ってました🤣こんなん欲しいって希望があるとすれば、管理官にお灸を据えるのはサンバイザー二村さんにやってほしかったな😆若竹七海さんは2冊目かな。葉崎市シリーズやったんや、無知です😅
読了日:06月20日 著者:若竹 七海
此の世の果ての殺人此の世の果ての殺人感想
もうすぐ人類が滅亡するという瀬戸際に殺人事件を追うという設定、どうかしてるぜ😅って思いましたが敏腕の元刑事は自分の信念をもとに犯人を特定していく、そんな時やから警察もあてにならない、さあどうするって面白い状況でした。ただねえ、登場人物が少ないからすぐ特定できるよねえミステリファンやったら。いやいやそこは作者の腕の見せ所🤔楽しく、もう後何週間かの命やと思って読ませてもらいました😆気になった点は、犯人の動機にはおやっって感じ。SF大作ではないのでブルース・ウィルスもウィル・スミスも出てきません🤣
読了日:06月18日 著者:荒木 あかね
おいしいごはんが食べられますようにおいしいごはんが食べられますように感想
芦川さんはやっぱりキライです😅守りたくなる存在って、赤ちゃんやペットでもあるまいし、職場のおっさんたちみたいに骨抜きされるのは、ちょっと我慢できへんかな🤔何気に冷たい態度とられる方が好み……とマゾみたいな発言してます。かと言って押尾さんのように思わせぶりされたら、イチコロのおっさんですがね😓まぁ美味しい料理は好きですけどね、押し付けやこだわり過ぎは逆に引いていくのはわかります。まるで〝夢の国〟をみんながみんな存在全てを賛美するみたいに……あっそんな目で見んといてね😢
読了日:06月16日 著者:高瀬 隼子
致死量未満の殺人致死量未満の殺人感想
舞台は吹雪のなかで身動き取れない豪華別荘です。今にも阿笠博士が運転する車でコナンくんはじめ少年探偵団の一行が一晩泊めてくださいっていうシチュエーション 😅そんな中で殺人事件が起きるのです。とは言ってもコナンくんは登場しないので謎解きは告白に委ねられますが、ところがどっこい(誰やあんた😓)さらに謎は深まり……ってなことのようです。もうアガサ・クリスティ賞あげるしかないやん。かの有名な代表作と……〝そして誰も〟ではないです。いやネタバレすぎるな、ごめんなさい🙇
読了日:06月15日 著者:三沢 陽一
ドラゴンフライドラゴンフライ感想
エピローグは少しホラー風、初読作家さんなので、そんなふうに思ってしまったけど、がっつり警察ミステリでした。巨大トンボとか携帯電話📱とかはまぁこんな親父でも想像できましたけど、大きな謎はどんどん嫌ミス系統へと漂っていきましたね。ただ登場する4人の刑事さん達のキャラはほのぼの系で良かった。家の鍵🔑無くすのは大失態ですよ、しかもゴミ袋かぶってたら、思い切り不審者ですやん😅こんな正義感溢れる4人の推理と捜査は、なかなか楽しかったです。
読了日:06月13日 著者:河合 莞爾
四日間家族四日間家族感想
SNSを駆使した話。期待にはちゃんと最後にはきっちり円満解決で応えてくれる川瀬さんやな🧐個性的な4人組は、ネットに強い2人と弱い2人、得意な範囲をそれぞれ持っててチーム分けできてるので、安心❤️(何、このらしくない絵文字はw)主役を追っかけてくるヤクザはいつ出てくるんかなぁって思ってたら、SNS自己顕示欲が強いおばちゃ、いや女性も加わって、はちゃめちゃ。プラス新喜劇ばりのラストシーンは笑い泣きでしたねー🤣めでたしめでたし。
読了日:06月10日 著者:川瀬 七緒
月曜日は水玉の犬 (単行本)月曜日は水玉の犬 (単行本)感想
なぜか恩田陸さん続いてます。またエッセイです。いろんなジャンルで頭はぐるぐる、書いてあるそのほとんど97.58%は知らない人や本ばっかり(数値については主観的であり統計データで解析したわけではございません😅)ただ、うんうんとうなづけるのは、「……やはり手塚治虫は偉大である。」p143の一行のみと言っても過言ではありません。🤣もうフィクションとして読ませていただいたようなもんでした。〝夢なんか起きたらもうほぼ覚えてないもんね、ワシら〟とエッセイの達人、椎名誠ふうに締めくくり😆
読了日:06月07日 著者:恩田 陸
日曜日は青い蜥蜴日曜日は青い蜥蜴感想
エッセイ集、著者の読書量にちょっと圧倒されてます。読むスピードとテクニックが違うのかなあ、いや映画なんかは観る時間は一緒のはず、音楽や芝居も。それとも早送りで観てるんか😑そんなことないですよね。ともかくユーモアもまじえた本書に触発され図書館で2冊借りてきました😆そして、これまでロシア文学を敬遠した理由が判明いたしましたm(_ _)m
読了日:06月02日 著者:恩田 陸

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