昨日の中途半端な内容の記事に沢山の応援ポチッやメッセージありがとうございます。
改めて、診断結果をお知らせします。
2週間前、真菌のハゲがうっすらと黄色いかさぶたで覆われていました。
免疫力低下による感染症の疑いありでお薬が増えました。(その時の記事はこちら→
1月26日)
その後の2度の
薬用シャンプー&ティーツリーのおかげか?
かさぶたはキレイにはがれ、つるっとしたハゲにもどってました・・・
ブラッシング中、
ふとももにも小さなハゲ部分があるのを発見し、
広がったか??と薬をぬりぬり。
で、昨日の診断結果です。
耳の真菌はだいぶ良い感じで完治に向かっています。
まだハゲてはいるものの、全体にうっすら毛が生え出してます。
問題は、新たに見つかったふともも部分。
見せた途端、先生が検査すると言い出し・・・
顕微鏡で検査した結果
『ニキビダニ』が発見されました。
真菌に続き、ニキビダニによる毛包虫症の皮膚病の発症です。
ニキビダニって名前から、どこかでついたのか?
と思うのですが、これは普通のマダニとかとは違うものらしいです。
主に生後まもなくニキビダニを持った母犬の母乳から100%感染するとのこと。
なら、しかたがないじゃん・・・
ニキビダニを寄生させたまま発症せず、健康に暮らしているワンコはかなり多い。
発症するのはその中の30%。
発症の引き金は複雑で十分に解明されていないとのこと。
クールの場合、
真菌で免疫力が低下したために発症。
この可能性が大きいとのことでした。
真菌の耳のハゲ
ニキビダニのふともものハゲ
にているよね・・・
幸いなことにこのニキビダニは
他のワンコにも人にもうつらないとのこと。
これは良かった。
感染方法は母犬→子犬
そして、人には人のニキビダニがありワンコのとは別。
◆ニキビダニの症状◆
3~6ヶ月の子犬に多く、この場合はほとんど自然治癒する。
成犬での発症(クールはこれにあたります)
パターン1・局所型
ゆっくりと病状は進む。
はじめは小さな紅斑と皮膚がボロボロとしてきたり、脱毛がみられる。
パターン2・全身型
はじまりは局所型と同じ症状があらわれ、急速に広範囲に広がる。
膿みが出てきたり、かゆみや痛みが出てくる。
発症後1ヶ月で全身に広がった場合は、治療しないと気管支肺炎や敗血症で死にいたることもある。
全身型の場合、とても治りにくく、完治はせず一生つきあう病気と思ったほうが良いらしいです。
◆診断方法◆
これは先生がやった通りの方法。
血がにじむぐらいごしごしと皮膚を削り、顕微鏡で確認。
初期のツルンとした脱毛の段階では、ダニの数も少なく、検出できる可能性も低いため何度も検査が必要。
◆治療方法(クールの場合)◆
薬用サルファ・サリチル酸シャンプー(MICRO PEARLS)・1週間おき
内服薬(ニキビダニを駆除する粉薬)
ふとももに発見した時、真菌の塗り薬を塗っていた私・・・
ニキビダニに餌を与える行為でした。
ごめんよ~クール!!
無知な私を許してね。
ニキビダニはどんなワンコでも感染ゼロにすることはできないそうです。
まぁ、悪さをしない程度に体内にいるヤツと考えても良いのかな?
今回、真菌とともにニキビダニの治療を行います。
ニキビダニを発症したワンコには今後、
免疫抑制剤とステロイドの使用ができなくなるそうです。
免疫抑制剤はガン治療に使われる薬。
ステロイドだって、安易に処方して良い薬じゃないですし・・・
これを使うと体内のニキビダニが爆発的に増え、悪さをしだす可能性があるそうです。
難しいですね。
◆ニキビダニの予防の方法◆
十分な栄養管理と体力維持。
元気に健康に育てること。
これは難なくクリアできます。いやします!!
免疫力強化のために処方されたサプリメント『ペットタブ』も必要なら生涯用意してあげる。
とりあえず『ペットタブ』好きで良かった。
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