クッキングアップルの郷

秋田県横手市のりんご農家6人がつくるクッキングアップルの生産グループ「クッキングアップルの郷」の日々を記事にします。

もっと横手が好きになる!【Hostel&Bar CAMOSIBA編】

2017年05月16日 18時00分00秒 | 横手愛

 
こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。

今回はインタビューは少し休憩して、私にとっての横手を紹介させてください!


 

GW中の連泊でお世話になったのが

Hostel&Bar CAMOSIBA」。

参照→発酵のまち・横手に秋田初のゲストハウスを作りたい!

 

4月30日にオープンしたばっかりです!秋田県立大学生初上陸かな!? 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑デリカテッセン紅玉での業務終了後、CAMOSIBAに向かいました!」(左:大学・インターンの先輩、右:オーナーの円香さん)

BARがにぎわっている様子!わくわく

 


 

CAMOSIBAには旅人やオーナーの円香さんの友達がどんどん訪れてきていました。

いるだけで素敵な方々に会えました。みなさん年齢問わず超フレンドリー。

 

毎日1nmの隙間もないほど充実した生活をすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

↑夜はこのように(ソフトドリンクを)飲みながらゆっくりと語ったり、りんご農家さんにりんごジュースを買ってもらったりしました。


 

↑朝になると、キッチンのテーブルにパンが出現します。ニジュウハチコ食べました。

 ほんとうは手作りのりんごジャムがあったんですけど、写真を撮り忘れてしまいました。

シナモン有り、無しどちらも美味しかったです。


 

↑Wi-fi完備なのでブログを書いて休憩にコーヒーを飲むことも可!

 

↑昼間、蔵の扉がひらいていた!立派な佇まい。お気に入りです。

 

 

↑横手の山菜を美味しく調理していただきました。(緑)

 

 

今回は宿泊目的でCAMOSIBAに向かいましたが、イベントを開催する日もあるようです!

CAMOSIBAのFaceBookページに楽しそうな写真がたくさん載っています。

 


 

十文字はいままで無縁の地でした。

決して新しくはないけど、錆びているわけではない。

町全体がゆっくり年を重ねていったような、こっくりと味のある風景が印象的でした。

 

 

近くに何でも売ってるスーパーもあるし、朝市も開催されていて、子どもたちもちらほら。

チェーン店よりも一つしかない個人経営のお店の方が多かったです。

顔が見えるお客さんがたくさんいるんだろうな~と感じさせてくれる町です。

 


 

十文字という地域について詳しくなっていく一方で、

「あれ?地元ってどんな場所だったっけ?」

と思う瞬間がありました。

 

そういう意味では帰りたくなりました。

 

これから約5ヶ月間十文字に通いつめます。

クッキングアップルの「産地の魅力」も皆さんにお伝えします!

次回の記事もお楽しみに。

 

さんご


 

CAMOSIBAに宿泊してみたい方→Booking.comをチェック!

☆写真もたくさん掲載されています。みるだけも結構楽しい!



クッキングアップルの郷【インタビュー|佐藤和也さん③】

2017年05月15日 08時24分43秒 | インタビュー

 

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。


前回の記事の続きです!


 

 やっぱり、人との繋がりって大事なんだな、というところに落ち着きますね。

 他の地域と言うか、他の農家=みんなライバルだけど、助け合ってる部分もあるからね。

  ほんとに一人じゃできないっていうことを改めて感じてるよ。

 

 きっとそれは和也さんの人柄もあると思います。

 

 

 自分にできることで協力することもあるしね!

  これは少しいい話ではないかもしれないんだけど、

  すごく大変そうにしているおじいさんがいて、みんな助けられるのに助けなかったんだ。

  すぐそこにいるし、助けられる状況でだったんだけどね。

 

  何で助けなかったか分かる?

 

 

 

 (おじいさんの成長のため?にしてはスパルタすぎか…)

 

 

 

 何でかって言うと、回りのみんなが今まで困っていたときに助けなかったからなんだ。

  年齢を重ねると、その人の人生の答えが出てくるんだって分かった瞬間だった。

 

 

 

 少しひどいなぁと思ってしまいました。だけど、そう考えると複雑ですね。

  高齢になっても農作業をすること自体、大変なんだろうなぁ。

 そうだね~。


 

 今、農業に携わって感じている問題点や、解決しなければならないことはありますか?

 

 労働力。 

  今90歳の家族が働いているんだ。

  1人雇うとしたら何十万もかかる仕事をしてくれている。

  こういうのは何年も続いてきたことなんだけどね、そこにもお金を払えるようにならないといけない。

  

 

 なにか私たち学生にできることはありますか?

  もし、わたしがアルバイトをしたいって言ったらどうなりますか? 

  

 ぜひきて!!笑

   この辺だったら、みんなができる作業じゃないことはおれたちがやって、

   繁忙期だけ高校生がバイトしてたりするよ~

 


 

※アルバイトしたい人募集!!一緒に横手にいこう!!


 

 最後の質問です!

  クッキングアップルの郷に今後期待していることはありますか?

  新しいスタートをきって、思うことがあったら教えてください。

 

 経済的に安定してくると思う。

  今までは冬に一気にりんごを出荷していたけど、夏にも出荷できるようになるからね。

 

  増田が盛り上がってる。廃園になるのは嫌だ。

  それだからこそ、クッキングアップルで注目してもらいたい!

 

 

 自分のことだけでなく、地域全体のことを考えているのですね。 

 

 

 みんなに助けられてるから、さとう果樹園だけど、さとう果樹園じゃないんだろうな。

  この感じ、伝わる!?

  うちだけじゃなく、産地を誇りに思ってるんだ。

 


 

最後に素敵な言葉が聞けました。

 


 

 今日はこの辺で失礼します!ありがとうございました。

 

 ダイエットしてなかったら送っていくよ?笑

 お願いします。※あとで運動します。

↑とても仲良し!これからもよろしくお願いします^^


佐藤和也さん回終了です!

クッキングアップルの郷メンバー6人全員紹介していきます。

次回からもぜひご覧ください🍎

さんご


佐藤和也さんが取り組んでいるオカノウエプロジェクトについてはこちらから!


さとう果樹園平鹿金麓 ←果樹園のFaceBookページも見てみよう!!


 


クッキングアップルの郷【インタビュー|佐藤和也さん②】

2017年05月14日 10時45分10秒 | インタビュー

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。


前回の記事の続きです!


 

就農する時のことを聞いたら「つらかったな〜笑」って言ってましたよね。

 何がつらかったのか教えてもらえますか?

全てが初めてだったこと!それでも自分がやるしかなかったことかな。

 

↑今の農園の様子。和也さんの努力の地!

 

本当に何もわからなかった。草を生やしておいたら、樹がネズミに食べられちゃうことも。

 毎日がトライ&エラーの連続だった。

 不安の日々でした(笑)

 

 

だけど、今は「楽しくやってやろう!」という感じがするというか、

 不安そうな様子はないですよね!流れが変わる瞬間があったんじゃないですか?



さっきも言った話に繋がるんだけど、農楽交に参加したことかな。

 あとは、先輩たちにもたくさん助けられたしね。


 

(何か、胸アツなストーリーがありそう!)

 就農してから印象的な出来事はありますか? 

 

 

 

そうだな〜〜、農家以外の人もわかりやすい話がいいよね!w

 朝の6時くらいかな、SS(※1)っていう農薬散布の機械があるんだけど、

↑ ※1 参照 SS(スピード・スプレイヤー) 

 

 それが動かなくなってしまったことがあって。

 

 「やばい」

 

 と思ったよ。経験もなかったから、自分ではどうしようもできなかったし、

 めちゃくちゃ焦った。

 

早朝から大変でしたね><誰か周りにいなかったんですか?

 

誰もいない!何やってもダメで、先輩に連絡したら

「10分待ってろ!」って言ってくれて。

 

 

かっこいい〜〜〜♡

 



その人2日酔いだったんだけど(笑)それでも来てくれて。

 

 

 それってすごく特別なことだと思うんだ。

 隣のラーメン屋さんがスープ作り失敗した時に

 自分のスープを分けてあげることって多分ないよね?

 

確かに、あまり聞いたことがないですね。


本当にいい人たちばっかりなんだよ。

 前は家の周辺でやってたんだけど、外と触れ合う機会がなくて、離れたところに畑を買ったんだ。

 そこで会った先輩にもお世話になりっぱなしで...

 

 

和也さんのお話を聞いていると、りんご農家さんのあたたかさが、さらに伝わってきますね🤗



今回はここまでにします!

続きは次の記事をご覧ください🍎


佐藤和也さんが取り組んでいるオカノウエプロジェクトについてはこちらから!


さとう果樹園平鹿金麓 ←果樹園のFaceBookページも見てみよう!!


 


クッキングアップルの郷【インタビュー|佐藤和也さん①】

2017年05月09日 06時58分09秒 | インタビュー

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。



前回に引き続き、クッキングアップルの郷メンバー紹介をします。
今回は佐藤和也さんに迫ります!! 


 クッキングアップルの郷

佐藤 和也(かずや)さん (33)

*さとう果樹園*平鹿金麓*オカノウエプロジェクト


 さとう果樹園に取材に行ったのは、2017年5月4日木曜日。

快晴で、風も少なく穏やか。

最近できたてのCAMOSIBAから自転車を借りて平鹿を目指します。

和也さんの果樹園は横手の「ゆっぷる」の近くにあります。

 
平鹿金麓地域の果樹出荷場です。
 
 
和也さんの畑まであと1分くらいです。ここまでで20分かかりました。
 
心地よいGWの風に髪をなびかせつつ坂を下ると、
 
 
「やあ。」
 
とは実際に言ってなかったけど、出迎えてくれました!到着です!


「こんにちは〜!よろしくお願いします。」
「本当に自転車できたの!?wりんごジュース飲みな!」
「うま!!ありがとうございます」
 
 
※このインターンシップではりんごジュース飲みがちになります。しあわせ。
 

*話しやすいように、椅子をセットしてくれていました!
*作業着がオシャレ!

さ 「りんご作りはいつから始めたんですか?」
「28くらいかな!つらかった〜〜笑
  今はこうやってりんご作ってるけど、前は洋食屋さんで働いてた。料理人になりたかったんだ。」
 
「へー!洋食屋さんですか!」
「外国の料理の方が、強烈な感じがするというか...HAPPY感があるよね!パーティーみたいな!」
「HAPPY感(笑)いいですね!和也さんらしいです」
「だけど、両親の体調不良がきっかけで就農することにしたんだ。
  よし、帰るかって思って」


「結構大きな決断だったんじゃないですか?」
ワインを作りたかったから、りんごを切ってブドウにしようと考えてたよ(笑)」
↑笑顔で話す和也さん。面白いですw

「それはひどいwでも、今りんご作ってますよね。」
「昔は何もわかってなかったからさw
  今はシードルっていうりんごから作られるお酒を作っているよ!
  イタリアンのシェフに教えてもらったんだ。
  26~27くらいの時だったね。りんご作りに張り合いが出たよ。」


「運命的ですね。」
「ホントそれ!あとは、2014年の”農楽交”も。
  そこに行って、生産者と消費者で話をしたんだ。
  そのおかげで今のシードルがあるようなもんだよね。背中を押してもらったというか」


「そのような場があったとは、初知りでした。」
「その頃からようやく楽しくなってきたよ(笑)
  あっ、ジュースなくなったでしょ?もう一個のむ?」


↑またもらってしまいました。


「このパッケージのりんごジュース、おばあちゃんの家でめっちゃ出てきます!」
「でも、おばあちゃんの家で出てくるりんごジュースと中身違うからねw」
「どうやって生産者を見分けるんですか?」
「お店で買うときにちゃんと名前書いた札かなんかついてるよ!」
「へー!自分ではあんまり買わないから、今度見てみます!味の違いはわからないかもしれませんが(苦笑)
  一ついくらで売ってますか?」



「100円くらいかな〜。原価ギリギリ!
  だけど、前はりんご代の概念がなかったからなぁ。
 
 
 
「りんご代の概念がないってどうゆうことですか?」
「規格外になってしまったりんごを絞って作っていたから、
  ジュースにして売れたらラッキー!ぐらいに思ってたってことだよ」
「味は一緒なのに...厳しいですね。」
「りんごの価値が下がってきているんだ。
  1パック120円くらいで売れたらちょうどいいんだけどね!」

 


今回はここまでにします!
続きは次の記事をご覧ください🍎
 
さんご


*和也さんも取り組んでいるオカノウエプロジェクトについて*
こちらからのぞいてみよう!