中学聖日記 最終話の純愛

中学聖日記
最終話の純愛




聖と晶は純愛でした。


久々の純愛で寝つきが良く、
嬉しい最終話となりました。

節操のない、未熟な女教師聖は晶の母にようやく大人の教師として納得行く謝罪をしました。
彼の将来の可能性を考えれば自分の感情を押し殺さなければなりませんでした。
教師とは未熟な子供を忍耐と距離を持って接しなければなりません。

晶は中学生にしては体格の大きなイケメンの素敵な男子でした。
まぁ時々そんな男の子がいますね。
中学生なのにおじさんみたいとか（笑）
イケメンまで揃っているのでそれは魅力的に映った事でしょう。

聖先生は素敵な可愛い教師で男子が恋をするのは自然です。
よくありますね、そんなシチュエーション。

訳も分からずおかしかったと晶は言います。
その通りで体の成長と共に、心の成長が追い付かず不安定となり、
訳もなく世間に、母親にむかつきます。
反抗期ですね。
でもその中ではっきりとしていたのは先生に恋をしたという事です。
刺激的で彼の全てを独占した事でしょう。

しかし、その恋は純愛への道へ歩むのです。
高校生での再会。
父親の島での出来事。
引き裂かれた二人。

でも成長した晶は本当の愛に目覚めていた。
それは母の愛と父の愛に気づき、彼は変わるのです。
自分の欲求を押し出してはいけない時もある。
聖にこれ以上迷惑をかけられない。
大人の恋へ移行するのです。
完全な愛です。

7～8年の時の流れを展開早く魅せ、
この結末を見て忍ぶ愛と言うものに美しさを感じました。

あのスマホをかざすシーンは出会いも美しかったけど、
聖を迎えに来た晶とのシーンも憧れの愛の奇跡シーンです。

しかし、あの出会いとかこの結末が一人の母親として見ていると理想ではありません。
行きすぎたように見えた晶の母親の行動や、
聖の母のようにあなたが分からない、そう言いたくなります。
だけど帰る所はここよと。
あくまでも二人とも深い子供への愛を示すのです。

ここでもう一つの恋話、川合と原口の事ですが・・・
正直、それ程でしたね。
私は原口が絡んでくる過程が好きではありませんでした。
彼女は大手のキャリアバリバリで聖に絡む暇などないはずです。
それに川口と付き合う辺り等も周りにバレないのか・・・？
まぁ年の差があるのでそう見えなかったと言えばそうですが・・・

実際川口はどっちに心があったのか。
原口が自分の思い通りにならないから聖を気になる。それはそうですね。
まぁ男として責任を取る事は間違いないし、
原口も待つと言う答えは正解だと思うわ。
しかしかなり特別なキャラの原口でしたね～（笑）

結局ドラマティックなドラマで、
間違いだらけの世の中、冷静に責任を取り、
時を待てば美しい時もあると思い出させてくれたのです。

晶の岡田君が素敵でしたね。
あの語り口が純朴で幼さと成長の過程が見え、
彼の新鮮な眼差しがハマっていました。

有村さんの聖はとにかく可愛くて色気があり、
これまた敵役でとても良かったっです。
堂々と黒岩君が好きですと真っ直ぐに言う辺りも、
受け入れられないセリフも彼女なら受け入れられた。
まぁ最後の聖が5年前と変わらずで、少し変化があってもよかったのにと思ったくらい。

原口さんの吉田さんのファッションなんだけど・・・
大手のキャリア女子ってあんな感じ？
派手過ぎない？アパレル？だっけ？
吉田さんだからこそ着こなしてはいましたね。
流石です。

このドラマはみんなが真剣に誰かを想い、
愛ある話しで美しく完結しました。