ロートル技術屋の日記

今日から仙台出張 JR東日本の新幹線eチケットサービスは割引になるものの落とし穴がある

今日から一泊二日で仙台出張です。
昨日、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で予約しようと考えました。
えきねっとでの予約ではSuicaやモバイルSuicaを利用することで切符を使わずに乗車できる「新幹線eチケットサービス」があります。
このサービスを使うと200円割引になります。
大人の休日倶楽部の割引切符にも適用になるのでお得になると思いました。
しかし、今まで使った事が無かったので良く調べてみたところ、お得にはなるものの、紙の切符と異なる注意点があることがわかりました。

1.特定都区市内制度が適用されない
紙の切符で東京-仙台の乗車券を購入すると東京都区内-仙台市内の切符になります。
東京都区内以外の駅から乗車する場合、乗車駅から東京都区内の駅までの切符を購入することで乗車できるので運賃節約の手法として広く知られています。
ところが、新幹線eチケットサービスは特定都区市内制度が適用されず、東京-仙台の乗車券になってしまいます。
例えば勤務先の最寄り駅、八王子から仙台まで行く場合、紙の切符であれば八王子-西荻窪の料金490円と東京都区内-仙台市内の6,050円の合計6,540円で済みます。
新幹線eチケットサービスを使うと八王子-東京の料金830円と東京-仙台の5,850円(200円割引)、合計6,680円になります。
新幹線eチケットサービスの方が140円高くなります。

大宮経由にした場合は特定都区市内制度は関係なくなります。
運賃を比較してみると紙の切符であれば6,380円に対し、新幹線eチケットサービスの場合は八王子-大宮830円+大宮-仙台5,520円(200円割引)=6,350円で新幹線eチケットサービスの方が30円安くなります。
安くなっていますが、わずか30円です。
最寄り駅が新幹線の駅の場合は新幹線eチケットサービスの割引200円が有効ですがそれ以外の場合は割引額が目減りするか逆に損をする場合があるようです。

2.利用開始した後は当日のみ有効で途中下車すると乗車券分も無効になる
新幹線eチケットサービスは利用当日のみ有効です。
また、途中下車した場合は乗車券分も含めて残りの区間は無効になります。
一方、紙の切符では乗車券は乗車距離に応じて有効期間が設定されていて途中下車可能です。
有効期間は200kmまで2日、400kmまで3日、600kmまで4日、800kmまで5日、1000kmまで6日です。
八王子-仙台は東京経由で399.2kmなので2日間有効です。

めったに無いこととは思いますが、何かの都合で途中下車して、翌日、本来の目的地に向かうというような場合でも紙の切符であれば同じ乗車券で乗ることが出来ます。(特急券は紙の切符でも無効になるので別途購入が必要)
新幹線eチケットサービスでは途中下車した駅から本来の目的地までの乗車券と特急券が必要になります。

途中下車して本来の目的地まで行くことを断念した場合はもっと差が出ます。
紙の切符であれば残りの区間が100km以上あれば払い戻しを受けることが可能ですが、新幹線eチケットサービスの場合は払い戻しを受けることが出来ません。

途中下車する必要が無く、特定都区市内制度が関係しない場合は新幹線eチケットサービスを利用することで200円安く利用できます。
それ以外の場合は運賃の総額と途中下車の可能性を考えて決めた方が良いと思います。

今回は途中下車した場合の利点、運賃がほとんど変わらないこと、スマホなどを操作せずとも列車や座席を確認できるという年寄り向けの利点で新幹線eチケットサービスを使わずに紙の切符を購入しました。
(新幹線eチケットサービスでも新幹線の改札の中に座席番号票を発券できる機械が設置されていました。)

と、書いている内に仙台に到着しました。

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