先月初めの仙台出張で荷物が多かったのでキャリーバッグを使いました。
キャスターの音がうるさいと思って見たところ、キャスターのゴムが剥がれていることがわかりました。
良く見ると外側のゴムが残っているのは1輪だけで半分が欠けていました。

他の3輪は外側のゴムが全くありませんでした。
これではうるさい訳です。
ネットで検索してみると部品を購入して自力で修理できるという話が出てきました。
修理大好きな私がやらないはずはありません。
タイヤサイズを測って(50mmでした)アマゾンで交換用のタイヤを購入しました。
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普段なら999円のところ、たまたまセールをやっていて849円で購入できました。
届いた部品がこちらです。

直径50mmのタイヤが4個と長さ30mmの軸が4本、35mmの軸が4本、固定用のネジが8本とワッシャーが8個に六角レンチが2本、説明書です。
既存のタイヤの軸を調べたところ、カシメて固定されているタイプでした。
ネットでは金のこで軸を切断するという方法が紹介されていました。
しかし、直径が5~6mmある軸を切断するのは大変です。
アマゾンのレビューにカシメてある側を6.5mmのドリルで削るのが簡単と紹介されていたました。
ドリルは持っているのでこちらの方法を試してみました。
まず、キャスターの軸にかぶせてあるプラスチックのカバーを外しました。
マイナスの細い時計ドライバーを無理やり押し込んで少しこじると外れました。



両側を外してみると片方は金属の塊になっていてもう一方が薄い板状のところを丸く押し広げてあるように見えました。


丸く押し広げてある側を6.5mmのドリルで少しずつ削っていくとカシメてあった部分が抜けました。



反対側をマイナスドライバーでこじると軸が抜けました。

下が外したタイヤ、上が交換するタイヤです。

軸が外れてしまえば後は簡単、軸を通して固定するだけです。
ただ、私の使っているキャリーバッグは軸を止めている部分の間隔が少し広いのでタイヤの遊びが大きそうでした。
手持ちのM6用ワッシャーを2枚追加することで遊びを減らすことが出来ました。

交換後はスムーズに回転していました。
交換前のタイヤはボールベアリングが入っておらず、プラスチックの摺動を利用したスリーブベアリングになっていました。

これでは滑らかな回転は期待できません。
交換したタイヤにはボールベアリングが入っていましたが、ボールベアリングで回転するというよりもボールベアリングの内径よりも軸が細いのでベアリングの内側と軸の金属接触部分で回転しているような感じになっています。
ボールベアリングの回転は結構重かったのでこちらの方で軽く回っているように思います。
これでは金属のスリーブベアリング状態です。
それでもプラスチックよりは丈夫なので長く使えそうです。
沖縄出張に持って行きましたが全く問題ありませんでした。
壊れたらまた交換すれば良い訳で、本体がだめになるまで使い倒そうと思っています。