さて、続きです!
本体の鳴り方にはネックの状態も関係してまいります。
ネックの按排が良くないという判断をする場合、音がつまるとかビリつくとか色々あると思います。
が、ビリツキ等が無くとも具合が悪い事があるのです。
厳密に言えばビリツキが音として聞こえていないだけで、実際は弦が振幅する際にかすかにフレットに当たって振動を殺してしまっているケースがございます。
ちなみに弊社では弦高を1弦12フレットで1.2ミリ程度にセットアップ致します。
ここで、同じ1.2ミリの弦高でも実際は0.8ミリまで弦高を下げても問題無く弾ける物と1ミリまでしか下げられない物、同じ1.2ミリにセッティングしたとすると、より低いセッティングが出来るようになっている物の方が良くなります。
1.2ミリでどちらもビリツキが出ていないとしても鳴り方が違うのです。
すり合わせ=ビリツキが出てしまうときに行う修理と言う事だけでは無いんですね♪
良い鳴り方をさせる為に、たとえビリツキが無くともすり合わせをすると良いと思います。
結構変わりますよ。
すり合わせをする際にナットの交換もやってしまうと良いでしょう。
ナットを取り付ける溝は製作する工程の関係で指板Rと同じRが付いている物が殆どとなります。
もちろんLPの様に異なる物もございますが、ヘッド角度無しのネックの物は基本的に溝の底にRが付いているとお考え下さい。
その為に当然の事ながらナットの底の部分にもRをつけて取り付ける事になるのですが、量産品はこのRがあっていない物が結構多いのです。
ナットの中央部分とかでナットが折れてしまうのは、Rが合っていないとR部分の頂点に近づくにつれ隙間が出来て、強度的に弱い為にそこが折れてしまうのです。
弦振動がネックに伝わるのは支点部分となっている”ナット”ですから、これがネックに隙間が開いている状態で着いているのでは、しっかりと振動を伝える事が出来ません。
音質向上並びにチューニングの安定を図る為にもキチンとしたナット取付けを行わなければなりません!
続きは明日
本体の鳴り方にはネックの状態も関係してまいります。
ネックの按排が良くないという判断をする場合、音がつまるとかビリつくとか色々あると思います。
が、ビリツキ等が無くとも具合が悪い事があるのです。
厳密に言えばビリツキが音として聞こえていないだけで、実際は弦が振幅する際にかすかにフレットに当たって振動を殺してしまっているケースがございます。
ちなみに弊社では弦高を1弦12フレットで1.2ミリ程度にセットアップ致します。
ここで、同じ1.2ミリの弦高でも実際は0.8ミリまで弦高を下げても問題無く弾ける物と1ミリまでしか下げられない物、同じ1.2ミリにセッティングしたとすると、より低いセッティングが出来るようになっている物の方が良くなります。
1.2ミリでどちらもビリツキが出ていないとしても鳴り方が違うのです。
すり合わせ=ビリツキが出てしまうときに行う修理と言う事だけでは無いんですね♪
良い鳴り方をさせる為に、たとえビリツキが無くともすり合わせをすると良いと思います。
結構変わりますよ。
すり合わせをする際にナットの交換もやってしまうと良いでしょう。
ナットを取り付ける溝は製作する工程の関係で指板Rと同じRが付いている物が殆どとなります。
もちろんLPの様に異なる物もございますが、ヘッド角度無しのネックの物は基本的に溝の底にRが付いているとお考え下さい。
その為に当然の事ながらナットの底の部分にもRをつけて取り付ける事になるのですが、量産品はこのRがあっていない物が結構多いのです。
ナットの中央部分とかでナットが折れてしまうのは、Rが合っていないとR部分の頂点に近づくにつれ隙間が出来て、強度的に弱い為にそこが折れてしまうのです。
弦振動がネックに伝わるのは支点部分となっている”ナット”ですから、これがネックに隙間が開いている状態で着いているのでは、しっかりと振動を伝える事が出来ません。
音質向上並びにチューニングの安定を図る為にもキチンとしたナット取付けを行わなければなりません!
続きは明日