【モラル・ハザード（倫理の欠如）】依頼人（プリンシパル）が代理人（エージェント）の行動を完全には監視できない場合、代理人による「不適切もしくは『道徳的でない（モラルのない）』行動がとられるリスク、すなわち危険（ハザード）／マンキュー経済学Ⅰミクロ編』653頁
「転職に関する調査」の調査結果を発表した。この調査は、携帯電話によるインターネットリサーチにより、8月10日から8月21日まで実施。20歳～59歳の転職経験のある有職者と転職活動者から、1,000人の回答」だそう。
非正規しか経験ない女性は20代の4割、30代2割、40代1割弱。男性は20代の2割、30代1割弱、40代2.4％。私もこれまで非正規のみ。このままの情勢では年を重ねれば半減するものではなさそうです。非正規を減らす仕組みをつくるか、非正規でも将来安泰な社会保障制度にしなくてはね。
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非正規雇用にも多様性があって、私の経験した範囲内でも年収に２～３倍の差があり、扱われ方も様々。現在、直接雇用の嘱託社員になったばかりですが、これまでの子会社・直接雇用のアルバイト・契約社員とは雲泥の差で驚いています。
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そこに求めるものも人それぞれだから、非正規雇用はひとくくりにすることが難しいです。労基署に申告して未払い賃金が支払われたときには「扶養控除からはずれてしまう。余計なことをしないで」と言われたり。
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悲しいのは、生活がかかっている人と、仕事を失ってもなんら生活に支障なく気にもしない人が同じ仕事につかなければならない現実。
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扶養控除内で働きたい人が調整のために休みを取るにあたり、私のような現収入では生きるのに苦労している同僚がおこぼれにあずかるように時間外労働をしてカバーする。とくに今くらいの季節は毎年恒例でした。
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その間に昇進はなかったのか？とよく聞かれます。入社1年ちょっとの頃に声がかかりましたが、私よりキャリアも能力もある方々が大勢いたので「先に昇進すべき方々がいるはずですよね？」と言ったら二度と声がかからなくなりました。
その後短い間に３社転職。ある会社では正社員から約1ヶ月の引継を受けて、契約社員で入社2ヶ月目から過重労働。上司に髪を引っ張られたり、電話中に誰かに体を触られたりしたので心をこわして辞めました。
ある会社では「ただ一人のアルバイトだから」と入社５ヶ月目に突然「来月末まで」というような解雇通告を受けました。これは派遣ユニオンに相談し、和解しています。
もう1社では体も壊しました。なかなか健康保険証を発行してもらえず、その頃に国民健康保険で払った医療費の請求が今頃来て、めんどくさい手続き中です。先輩から毎日意味の分からない叱責をされ、上司はそれを見て見ぬ振りしていました。
このうち２つはとっても有名な企業グループとか有名な場所でした。親会社の正社員の知らない企業の一面を非正規労働者はいくつもいくつも見てわたり歩きます。日本の社会がどれだけダメになっているか、先に知るのは非正規労働者ではないかと思うくらい。
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ただし、本当に酷い非正規労働しか経験していないと、その酷さもわからないかも知れません。
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このあいだあるファーストフードのお店にひさしぶりに出かけて驚きました。日本語が通じなかったのです。数ヶ月前に行った前回もそうでした。もちろん別の担当者です。あの接客のままでは次の仕事はないかもしれない。私が学生の頃やった別のファーストフード店では接客も厳しく教えてくれたものです。
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近頃は社員教育も外注だったりするようで、危ういです。
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つまり、社内の現場で教育できる人や機会がどんどん消えているのです。
「前職で社員教育していました」という人に、入社してしばらくして虐められたりしました。こういう人の社員教育とはいかに…と理解に苦しみました。
「掃き溜めに鶴」はまれにとつぜん何段階も飛び越して重用されることがあっても、大半は羽根をむしられ飛べなくなってしまう、とか。
まるいみほ @marui_miho
マーク・ラミアス @kark530