助けなくちゃ！ ～タイプ６～

前職の奥さんのエピソードです。

 

仕事をしているときにふと窓の外を見ると、車道の真ん中に大型犬がウロウロしていました。

外は雨降りで車も犬の様子をみながら走行しています。

私が奥さんに「犬がウロウロしてますねー」というと、

窓にべったりはりついて仕事そっちのけ　笑

車にひかれそうになったりすると大きな声で

「あーーーー、ちょっとーーーひかれるーーーーーー」

「キャー　いやー　なんであんなところにいるの？？　野良犬なのかな？？？」

私も上司もあらららという感じでみていたのですが、

突然、奥さんが「もう見てられないから私行って来るわ！」と

出て行ってしまいました。

私も少ししてからおりていき、

すると犬と一緒に奥さんが下のお店の前で立ち往生してました。

下のお店の人も何人か出てきて、「どこの犬でしょうねー」と話してると

そのうちの１人が、この犬よくこのへん散歩させてますよね！と。

ということは、飼い犬ってことかーと思っていると、

奥さんが、これは警察よんだほうがいいね！といったかと思うと

もう電話してました。

まもなく警察の人がきて、いろいろきかれ、このままここにいるわけにもいかないし

警察においとくわけにもいかないので、飼い主さん見つからなければ

保健所につれていくことになりますといわれ、

奥さんが「えーーそれはちょっと困ります。飼い犬みたいだし、保健所は・・・」

警察「それじゃみつかるまで預かっていただけますか？？」

奥さん「いえ、それはうちにも犬がいるしできないんですが・・・」

と話してる間に探していた飼い主さんが見つかりました。

ホッとして職場にもどると、奥さんが反省をはじめました。

「まさか保健所につれていかれることになるとは考えもしなくて・・・・

うちにも犬いるし、このままだとひかれるんじゃないかと思って、無我夢中だった・・」

とのことでした。

道路でウロウロしていると犬をみた瞬間に助けなくちゃと思ったようです。

考えるよりも前にからだが動いていたと言ってました。

まわりがみえなくなるのは怖いことだからちょっとこれからは気をつけるね！

と、話してたんですが、飼い主さんからすると惹かれる前に保護してくれたことは

すごく感謝だと思いますけどねーと私が言うと、

そうかなーそう言ってもらえると少しは救われるかな？！連れて行かれる前に見つかってよかった・・・

と、何度もいってました。

私もよかったーとホッとしたのを覚えています。

でも、その行動力がすごいなと私は思いましたよー☆

 

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