2人でふれあった時間はあまりないと思っていたのだけれど、写真で振り返るとそれでも折々の機会に2人が一緒になっている機会があったことに気づかされた。
二人で並んで抱っこされている写真。
こうそんが私の胸のすぐ近くにいたのに、もるが「特等席は私のよ!」とこうそんをよじ登って私のあごの下に来て得意満面、こうそんはそんなの我関せずで寝ていたり。
モルがこうそんの顔をなめていたり。
モルがこうそんのお食事を食べようとしていたり…
写真を撮らなかった時もあるし、また私がこうそんを抱っこしたときには、モルがケージのテラスにいれば「こうそんだよ」と差し出して、モルと触れ合う(こうそんにとってはとても迷惑そうだったけれど)こともしばしあった。
モルはもっともっとこうそんと親密になりたそうだったけれど、やっぱり1人でいた期間が4年間だったこうそんは、今更自分のテリトリーにほかのモルモットが入ったり、親密な触れ合いは求めていないようだった。
それでも。
以前、こうそんが幼いころ、娘も今より自由時間がありこうそんと触れ合う時間が多かった。その時は確実に(少なくとも今より)たくさん遊んだけれど、娘が「こうそんはいつも口角がさがっていて、不満顔だけど、なんで」とよく言っていた。そういうお顔だもんねえ、いいじゃんねえ、楽しくやっているんだからねえ!とこうそんに言ったものだけれど…
モルは、我が家に迎えてからいつも口角が上がって笑っているような顔をしていた。げっ歯類のお口の構造上、全員口角が下がって見えるだろうと思っていたのに、これは発見だった。
それが、モルが来てから、いつのまにかこうそんも「笑っている顔」になっていたのだ。
口角が上がっている感じで、穏やかに微笑んでいるような顔つきになっていったのだ。
娘にそれを言ったら「私も気づいてた。こうそんが笑顔になったって思っていた」と言っていた。
写真で見る限り、最後にこうそんとモルがふれあったのは、4月のイースターの時。2人にイースターのプレゼントを購入したので、テーブルの上に勢ぞろいしたのだ。その時…
いつの間にか完全に形勢逆転していて、モルが、何もしていないこうそんを攻撃した。
娘が慌てて「こらっ」と、モルをケージに入れた。噛まれた等はなかったけれど、こうそんはそうされても特に反応しておらず、弱くなったものだなあと、少しの寂しさを覚えたものだった。
モルは、主にこうそんのために迎えた子だ。
でも結局ずっと別々のケージで暮らしたし、ふれあう機会はそんなに頻繁ではなかった。
それで、モルのお世話という負荷がかかったり、やっぱり若くて動きが活発だから娘はモルをかまうことが多くなっていった。その中で、こうそんはケージの中でマッタリしていることが多かった。私が抱っこすることもあれば、娘がモルとの遊びを終えてからこうそんと遊ぶことがあったけれど、その時も急いで娘の首のところに入って行って、マッタリとだら~んとするのが好きだった。
今、考えてしまう。
モルを迎えたことは、本当にこうそんにとってよかったのかなと。
迎えなければ、娘と私からの愛情は100%こうそんに行った。いや、同じだけの愛情はあったけれど、別々に遊ぶという状況のため、どうしても時間的には半分になってしまう。あと、私自身は負荷が軽くなるから、その分こうそんへの目がもっともっと行き届いたかもしれない。
ベテランのモル飼いさんからは「モル仲間もできて、良いモル生だった」と言っていただけた。
ふれあう機会こそそんなに多くなかったけれど、いつの間にか口角が上がっていたし、ずっとずっと一人ではなかった。
4月に撮影した動画を観たら、2匹で仲良く抱っこされ、モルがこうそんの顔をなめなめしているものがあった。そこでも、こうそんの口角は上がっていて、穏やかに微笑んでいた。やっぱり、モル仲間の存在はほかには代えられないのだろう。
あと、娘や私が出かけていても、隣のケージにはモルがいて、生活していることは感じるから、一人ぼっちという雰囲気はあまりなかったのではないか。
正解はないのだろうし、分からない。
こうそんが、モルがいて、モルと並んで寝た時は気持ちよかったなあと思ってくれていたらいいなあと、願うことしかできない。
そうだったらいいね。
(注)
私にとって、こうそんは特別な特別な子でした。
だからモルのモル格を無視したような「こうそんのために迎えた」といった表現になってしまいます。
モルのことも大好きで、愛情をもって接しています。あれからボディの毛がさらに白っぽくなってきているモル。やっぱりおバカで今日も目に毛が入っていたり、おひげに牧草をぶらさげて鼻息荒くしているモル。どこかおまぬけな子だねえと笑いながら愛情たっぷりに接しています。
そんな風に、モルのことも大好きで大好きでとても大切ですが、私の心の一番柔らかいところは、やっぱりこうそんの特等席なのです。
(注・2)
現在、モルは約1歳8~9カ月。ペットショップではもう少し大きいモル2匹と一緒にいた。そしてこちらに来てからはこうそんがいたが、モル仲間がいなくなってしまった。本来ならお友達を引き取るのが筋だが、3年後をめどにもしかしたら日本に帰国する可能性がある。そのため、決心がつかない。私が号泣しているとき以外は以前と同じで普通にしているが…
二人で並んで抱っこされている写真。
こうそんが私の胸のすぐ近くにいたのに、もるが「特等席は私のよ!」とこうそんをよじ登って私のあごの下に来て得意満面、こうそんはそんなの我関せずで寝ていたり。
モルがこうそんの顔をなめていたり。
モルがこうそんのお食事を食べようとしていたり…
写真を撮らなかった時もあるし、また私がこうそんを抱っこしたときには、モルがケージのテラスにいれば「こうそんだよ」と差し出して、モルと触れ合う(こうそんにとってはとても迷惑そうだったけれど)こともしばしあった。
モルはもっともっとこうそんと親密になりたそうだったけれど、やっぱり1人でいた期間が4年間だったこうそんは、今更自分のテリトリーにほかのモルモットが入ったり、親密な触れ合いは求めていないようだった。
それでも。
以前、こうそんが幼いころ、娘も今より自由時間がありこうそんと触れ合う時間が多かった。その時は確実に(少なくとも今より)たくさん遊んだけれど、娘が「こうそんはいつも口角がさがっていて、不満顔だけど、なんで」とよく言っていた。そういうお顔だもんねえ、いいじゃんねえ、楽しくやっているんだからねえ!とこうそんに言ったものだけれど…
モルは、我が家に迎えてからいつも口角が上がって笑っているような顔をしていた。げっ歯類のお口の構造上、全員口角が下がって見えるだろうと思っていたのに、これは発見だった。
それが、モルが来てから、いつのまにかこうそんも「笑っている顔」になっていたのだ。
口角が上がっている感じで、穏やかに微笑んでいるような顔つきになっていったのだ。
娘にそれを言ったら「私も気づいてた。こうそんが笑顔になったって思っていた」と言っていた。
写真で見る限り、最後にこうそんとモルがふれあったのは、4月のイースターの時。2人にイースターのプレゼントを購入したので、テーブルの上に勢ぞろいしたのだ。その時…
いつの間にか完全に形勢逆転していて、モルが、何もしていないこうそんを攻撃した。
娘が慌てて「こらっ」と、モルをケージに入れた。噛まれた等はなかったけれど、こうそんはそうされても特に反応しておらず、弱くなったものだなあと、少しの寂しさを覚えたものだった。
モルは、主にこうそんのために迎えた子だ。
でも結局ずっと別々のケージで暮らしたし、ふれあう機会はそんなに頻繁ではなかった。
それで、モルのお世話という負荷がかかったり、やっぱり若くて動きが活発だから娘はモルをかまうことが多くなっていった。その中で、こうそんはケージの中でマッタリしていることが多かった。私が抱っこすることもあれば、娘がモルとの遊びを終えてからこうそんと遊ぶことがあったけれど、その時も急いで娘の首のところに入って行って、マッタリとだら~んとするのが好きだった。
今、考えてしまう。
モルを迎えたことは、本当にこうそんにとってよかったのかなと。
迎えなければ、娘と私からの愛情は100%こうそんに行った。いや、同じだけの愛情はあったけれど、別々に遊ぶという状況のため、どうしても時間的には半分になってしまう。あと、私自身は負荷が軽くなるから、その分こうそんへの目がもっともっと行き届いたかもしれない。
ベテランのモル飼いさんからは「モル仲間もできて、良いモル生だった」と言っていただけた。
ふれあう機会こそそんなに多くなかったけれど、いつの間にか口角が上がっていたし、ずっとずっと一人ではなかった。
4月に撮影した動画を観たら、2匹で仲良く抱っこされ、モルがこうそんの顔をなめなめしているものがあった。そこでも、こうそんの口角は上がっていて、穏やかに微笑んでいた。やっぱり、モル仲間の存在はほかには代えられないのだろう。
あと、娘や私が出かけていても、隣のケージにはモルがいて、生活していることは感じるから、一人ぼっちという雰囲気はあまりなかったのではないか。
正解はないのだろうし、分からない。
こうそんが、モルがいて、モルと並んで寝た時は気持ちよかったなあと思ってくれていたらいいなあと、願うことしかできない。
そうだったらいいね。
(注)
私にとって、こうそんは特別な特別な子でした。
だからモルのモル格を無視したような「こうそんのために迎えた」といった表現になってしまいます。
モルのことも大好きで、愛情をもって接しています。あれからボディの毛がさらに白っぽくなってきているモル。やっぱりおバカで今日も目に毛が入っていたり、おひげに牧草をぶらさげて鼻息荒くしているモル。どこかおまぬけな子だねえと笑いながら愛情たっぷりに接しています。
そんな風に、モルのことも大好きで大好きでとても大切ですが、私の心の一番柔らかいところは、やっぱりこうそんの特等席なのです。
(注・2)
現在、モルは約1歳8~9カ月。ペットショップではもう少し大きいモル2匹と一緒にいた。そしてこちらに来てからはこうそんがいたが、モル仲間がいなくなってしまった。本来ならお友達を引き取るのが筋だが、3年後をめどにもしかしたら日本に帰国する可能性がある。そのため、決心がつかない。私が号泣しているとき以外は以前と同じで普通にしているが…