小魚堂の日日

暮らしの「ステキ」を探してます。

犬張子

2022-08-22 04:04:46 | つぶやき
大好きな「犬張子」。
そもそも、張子好きなのですが、
「犬張子」は、「赤べこ」と並ぶ
大好き二大巨塔?です。

scene822 犬張子 大中小

大「みんな、準備はいいかい?」
中「はーい(-o-)/」
小「OKで~す」

大「でんでん太鼓も、点検した?」
中「はーい(-o-)/」
小「OKで~す」

小「私たち、犬ですよね?」
大「そうだが、何か?」
中「猫に見えるって言われる…」
大「そうか…。我々は、犬だが。。
  ま、良いではないか。」
中「良いですね。」
小「良い良い。」

大「それより、でんでん太鼓!」
中「そう、泣き止みますかね?」
小「泣き止みますとも!!」

…そうして前を向く犬張子たちであった。

【出演】
犬張子 大
犬張子 中
犬張子 小

作者 田中作典
(荒川区の伝統技術保持者 田中さん)

以下、荒川区ホームページを引用します。

◇◇◇
犬張子 田中作典(たなか さくのり)

犬張子(いぬはりこ)の技術
子どもがよい子にすこやかに育つようにと願って飾る犬張子。
安産祈願や出産のお祝いに贈物として使われることが多い。
昔、犬は動物のなかでも安産であるため、お産の御守りと考えられていた。
宮中などに置かれた犬筥(御伽犬)から転じたともいわれ、現在のような立ち姿になったのは、江戸時代といわれる。
通常、木型に和紙を貼って作られた張子の犬だが、区の職人は、他には見られない桐塑(とうそ=桐のおがくず等)の生地を使用して作る技術を伝承している。

職人のプロフィール
祖父・中村信太郎氏、父・田中留吉氏に続く3代目。
紙を糊で貼り付ける従来の方法とは違い、桐塑生地に胡粉を塗って面相を描く手法で犬張子を製作する。
この独自の方法は、父・留吉氏が考案したもので、祖父・信太郎氏の伝統的な人形つくりの技を活かしたもの。
田中さんは、大きさの異なる7種類の犬張子を手掛ける。
デンデン太鼓を背負う犬張子や、オリジナルデザインの福犬、招き猫なども製作している。
昭和63年度
荒川区登録無形文化財保持者に認定
平成18年度
荒川区指定無形文化財保持者に認定
◇◇◇

田中さんの犬張子、大好きです!

今日もステキな一日でありますように。
(小魚堂)