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りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

金色の光の中の対話

2010-06-03 22:31:22 | 秀 春 作 品
いまは使われていないトンネルの中。

秀春氏の拠点となっている瀬戸屋敷でも撮影を試みたのですが、どうにもうまく画面におさまらない気がしていて。。。思い切ってロケ撮影を申し出たのでした。
出来上がった写真にはいろんな評をいただきましたが「外に持ち出したのはいいね」と、おおむね好感触を得ています。「ほら。ほらね。ロケで良かったでしょう。」と思っていますが。。。やった甲斐があってほんとによかったと胸をなでおろしてもいるのです。
実際に作品を持ち出すとなると大変です。ケアには無茶苦茶気を使うし、そもそも大型の作品は重量があるので動かすことだけでもひと苦労。展示するだけでも大変なのに、ロケ撮影なんて。。。最初にあきれていた秀春氏の顔を思い出しますが、いい写真のためには仕方ありません。
とにかく、自然の光の中におくと秀春氏の作品がより引き立つのです。それから、こういう言い方がふさわしいかどうかはわからないけど、神社に置いてあっても違和感がない感じもします。

古いトンネルの背景は、人工物というよりももはや自然の一部になろうとしていて。そこに陽の照り返しが差し込んできてすこしの間だけ、この忘れ去られた空間の奥の奥まで明るく照らしています。誰にも聞かれることのなかった二体の生命体(オブジェ)の会話がその一瞬だけ声として響いてくるような。。。そんな光景に見えたのならうれしいのですけど。


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