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ひと月前の記憶

2011年05月20日 | Blog Novel
Episode12/#05

逃れられない緑の雷じゃった


あれは、ひと月ほど前のこと

賢者であるはずのお前さんの放った雷に打たれ、
村の宝である「力の精」たちは次々と倒れていったのじゃ…

 ………さっきの術だ


そんな術なんか知らない!
賢者の卵が叫んだ。

 ………でも、現にぼくはさっきこの目で見た
    嘘をついている


彼ら力の精がこの世界に居られる時間は短い。
じゃからこそ懸命にその時間を生きておる。

儂らはその姿を通して活力を得られるのじゃ。


そんなことは知ってる!
だから、だからそんなことするわけがない!

 ………だって、現にいま…
    覚えていないのか?



 ………あれ、こいつ…影がない!



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がんばろう、日本
あたりまえの毎日に早く戻りますように
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