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左義長と餅つき

2006年01月15日 | 山のあんちゃん
 今日は在所の左義長。数年前からは餅つきも併催し、ぺったんぺったん親睦を深めてます。


 昨日は気温が上がり雨の一日でした。4月の気温だそうです。
 今日の行事も天候が心配でしたが、見事に青空!

 在所のみんなで、山で切ってきた竹を組んで囲いを作り、古くなったお守りや正月飾り、それに書初めなどを燃やします。それぞれありがとうございました。習字が上手になりますように。


 数年前から餅つき大会を併催しています。ここは田舎ですが農業世帯もどんどん減っていますし、自宅で餅つきをする家も少なくなり、この大会当初から自宅で餅つきをしているのは僕の家だけでした。

 もちは杵つき。しかも自分たちでついたものにかぎります。
 機械でついたものは見た目はいっしょでも粘りが違います。雑煮などにするとすぐわかります。溶けちゃうんです。
 その点、杵つき、それもつきたての餅の旨いこと。そのまま食っても、あんこ、草もち、おろし餅(大根おろしにつけて食べる。これまたうまい)にしてもよし、雑煮にしても型崩れせずしっかり柔らかくいただけます。

 それに、ここだけの話、蒸篭で蒸して臼に入れたての餅米のつまみ食いが絶品。


 餅つきは、つく前の「こづき」で出来が決まります。
 蒸しあがった餅米を効率よく杵でつぶして粘りを出させ、つきやすくするんです。これが出来ていないと、杵でついたとたんに餅米があたりに飛び散りますし、時間をかけてやっているとせっかく蒸しあがった餅米が冷えてしまい、餅になりません。短時間に効率よく仕上げなければなりません。
 僕の師匠たちは、こづきだけでほとんど餅に仕上げてしまいます。匠の技です。
 餅をつく行程よりも体力、技術ともに必要です。

 さぁて、蒸しあがったぞ。皆さんやりましょうか!



 餅つきが近所で見かけなくなり、子供たちはもとより、お年寄りたちも懐かしく楽しんでもらえます。

 「わっしゃ~昔ゃ餅の十臼もいっぺんについたもんやぁ。見とるまっしゃいや。ほりゃ~!」
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