La Rose Bleue

『ベルばら』でフランス語、ハリポタで英語をお勉強

『ベルサイユのばら』@フランス語

2006-03-28 23:32:35 | はじめての方へ
『ベルサイユのばら』について、昔、一つの疑問を持ったことがありました。
フランスが舞台の話なので、当然、登場人物はフランス語を話していたはず。
『ベルサイユのばら』といえば、何といってもオスカル・フランソワ。
男装をしている彼女は、女性であることを隠してはいませんが、オリジナル(もちろん日本語)では、男性のような言葉を使っています。
果たして、彼女はどのようなフランス語を話すのか?
フランス語と言えば、ヨーロッパの言語にはよくあるとおり、名詞に男女の性が存在する言葉。名詞の性数によって、動詞も形容詞も変化します。
そこで、彼女はどのように表現されているのか?

この問いは、いつの間にか忘れ去っていました。
ひょんなとこからフランス語を勉強し始めた後も。

2001年、筆者は山のような仕事の合間を縫って、1週間の極プチ留学として、パリのフランス語学校に行きました。
自分の国の文化について話していたときに、クラスメイトのイタリア人の女の子が、「イタリアにはとても素敵なアニメがあるのよ。フランス革命の頃のフランスが舞台で、主人公は男の格好をした女の人で…」何と、彼女は「イタリアの作品」だと固く信じていたのです。日本のアニメがヨーロッパ始め世界で盛んに放送されていることは知っていましたが、イタリア人が「お国自慢」で持ち出すほど受け入れられているとは。

集英社の『ベルサイユのばら大事典』によりますと、ヨーロッパではイタリアで1982年から関係書籍が出版されていたそうです。フランス語版コミックは2002年に出版されたそうです。
昨年、フランス語版コミックの存在を知り、気になってはいたのですが、筆者にとってのフランス語の興味は専ら会話にあり、「読む」ことには向いていなかったので読んでみようとは思いませんでした。

その後、少しずつ「フランス語の読み/書き」に興味がわいてきて、今年2月にKana版のコミックス上下2巻を購入しました。非常に興味深いものでした。内容はもちろんですが、「本」の成立自体についても、なかなか面白いと思いました。フランス語版の版権があるのはベルギーで、印刷されたのはイタリア。翻訳者は“Misato”とありますので、日本人の方なのかもしれませんが、個人のペンネームかもしれませんし、翻訳者のグループなのかもしれません。

このテキストを、少しずつ読んでいこうと思います。
あくまでも個人が拙いフランス語力の向上のためにやっていくものです。
アニメも宝塚も映画も全くエリア外です。

ちなみに、筆者の語学力は、フランス語検定2級、英語検定準1級です。
 (追記:2006年春の仏検で、奇跡的にも準1級に合格することが出来ました。
     これも、『ベルばら』フランス語版コミックスのおかげだと思っています。)
仏文卒でも英文卒でもなく、仕事や生活で外国語が要求されるわけではないので、全くの趣味の領域に過ぎません。旅行用に囓っただけなので、たまたま昨年、検定試験には合格してしまいましたが、基礎文法も確かではありません。間違いを多々起こすかと思いますが、皆様のご意見を受けて修正していきたいと思います。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
   | TOP | はじめに »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | はじめての方へ