さあ、温かい ショコラ が美味しい季節になってまいりました!
ショコラと言えば、思い出すのはもちろん、ジェローデル少佐でございます。
この季節が来るのを待っておりました!
近々、「 熱くないショコラ 」 の比較文学をやらせていただこうと思っております。
先立ちまして、ジェローデル少佐の、温かい台詞でございます。
ある方のサイトで知ったのですが、ジェローデル少佐のお誕生日は10月19日だそうでございます。
愛と美と調和の天秤座 Balance ( バランス )でございます。
何と、筆者が以前、大好きだった方と同じ誕生日でございます。
… はっ … 私情に走ってしまいました。申し訳ございません。
14. le dos (ル・ド) 「背中」
Pourquoi tournez-vous le dos à un âtre chaleureux ?(プルクワ トゥルネ ヴー ル ド ア アナトル シャルルー? )
(Tome 2)
「何故、暖かい暖炉に背を向けるのです?」
OT:「なぜ……暖かいだんろや やさしいまどいに背をむけるのです」
(集英社文庫第3巻)
◇ pourquoi : 「なぜ、どうして、何のために」 (疑問副詞)
◇ tournez-vous : 疑問副詞 pourquoi のあと、主語と動詞は倒置する。
◇ toutnez : tourner (vt) : 向ける
◇ âtre (nm) : 暖炉(の火床)
◇ chaleureux (se) (a) : 熱烈な、熱のこもった ; 真心のこもった
ジェローデル少佐が、父・ジャルジェ将軍に唐突に結婚話を持ち出されて意固地になるオスカル・フランソワに、「 頑張り過ぎなくても、幸せになれる生き方があるのに… 」 と、真心のこもった熱い思いを伝えた言葉です。
男勝りの上司に説教するなど、並の男性ではとても難しかったでしょうに、それをさらっとやってのけるジェローデル少佐、人間的にも優れた、相当にいい男です。オスカル・フランソワのパートナーとして、遜色ない素晴らしい人物だと思うのですが…
かえすがえすも、このジェローデル少佐の深い思いが実らなかったのは、残念です。
ところで、âtre という単語を見て、もしや、駅ビルの “ アトレ ” と関係が!? と思って調べてみました。
結果としては、アトレは âtre とは縁もゆかりもありませんでしたが、アトレ atré の語源は 「 魅力 」 を意味するフランス語の attrait ( アトレ ) なのだそうでございます。勉強になりました。
http://www.ekibiru.jp/shopping/
◇ attrait (nm):魅力、魅惑、好み、愛着
âtre = 暖炉 は、冬はよいけれど、夏には不向きですものね。(意味不明)
dos の発音を、日本語で表記すると 「 ド 」 です。
ジェローデル少佐 Commandant de Girodelle を 「 コマンダン ・ ド ・ ジローデル 」 と日本語的に発音すると、「 ド 」 は de でなく、 dos に聞こえてしまいます。
筆者も、こちらで 「 ド 」 とカタカナをふっているうちに、無意識のうちに de を do と発音するようになってしまっていました。カタカナをふるのは、要注意ですね。
なお、sac à dos ( サッカド ) というのは、リュックサックのことです。
ちなみに、ハンドバッグは sac à main ( サッカマン ) といいます。
◇main (nf)(マン):手
この項も、「 身体の各部の名称 」 として、ジェローデル少佐がらみで扱う予定です。( いつ…?)
ところで、ショコラといえば、こんな楽しいサイトがございます。
フランス語の音声が聞けるだけでなく、スクリプトも文法解説もあり、楽しみながらフランス語の勉強ができる、とても素敵なおすすめのサイトです。
ふと気づけば、記事を書きながら、「 お言葉にお気をつけあそばせ 」 シリーズの妙に丁寧な言葉づかいが抜けません。日常で、こんな丁寧な言葉を使うことは、まずないのでございますが…。
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