フランス大統領選、やはりニコラ・サルコジ氏の勝利となりましたね。
これからのフランス、どんな国になっていくのでしょう。。。
フランスとは縁もゆかりもない筆者は、遠くから眺めているしかありませんが。
ところで、昨日、ふと、サルコジ氏って、何となく ナポレオン みたいだなぁ と思いました。
身長が高くないという共通点から始まって、かたやコルシカ島の小貴族の出身、一方はハンガリーの小貴族の末裔。そして、何より、手段を選ばぬ野心家ぶり…
問題山積のフランスを 【救う】 強いリーダーとして期待されているのでしょうね。
そう見立ててみると、セゴレーヌ・ロワイヤル氏は、さしずめフランスの理念・フランス共和国の理想の体現、リベルテ ( いわゆる、【 自由の女神 】 ) もしくはマリアンヌ(=リベルテ、フランス共和国の象徴である女性像) といったところでしょうか。
筆者、池田理代子氏がナポレオンとベルナール・シャトレ、アラン・ド・ソワソンのその後を描いた作品 『 栄光のナポレオン-エロイカ 』 を読んではいないのですが、『 エロイカ 』 では、革命の理念・理想 ( どうやら、オスカル・フランソワに象徴されているらしい ) に対して個人的な野心のために皇帝となろうとするナポレオン・ボナパルトとベルナール、アランが対立することになる・・・ということのようです。
そんなことからも連想が広がって、
◆強いフランス、強いリーダーシップによる改革を主張するサルコジ氏
◆平等・博愛という言葉を連想させる充実した社会保障の堅持を主張し、尚かつ中道のフランソワ・バイルー氏とも連携してバランスをとろうとするロワイヤル氏
の対立する両氏は、
◇フランス革命後、混乱を終息させる新たな社会モデルを模索していた時代の人々
と、どこかイメージが重なるように思えてしまいました。
ロワイヤル氏=リベルテもしくはマリアンヌ、と書いてみたのは単に「女性」 「フランス共和主義」 「【手厚い社会保障=ある意味理想的な社会】 の提案者」 などがイメージとして合致するかな、と思っただけで、別にロワイヤル氏を理想化しているわけではありません。
日本では、日常生活の中であまり政治のことを話す機会はありませんが、フランス大統領選に向けて一昨年頃より延々とフランス人の皆さまの政治談義をお聞きしていたら、うっすらとではありますが、フランスの政治状況・社会状況はこうなっているのか・・・と分かるところが出てまいりました。
2002年の大統領選から今までの大まかな流れ、筆者、説明できますよ~(受け売りですけど;;)
しかし、日本の政治については…さっぱり分かっておりません…(恥;;)
ともあれ、これからのフランス、治安は良くなってほしいですが、新大統領の強攻策がマイナスにならないことを祈っています。
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