「風来坊/花と夕陽とライフルと」
AmazonでDVDを買ったら中古で1万4千円もしてな。到底出せる値段ではないと躊躇したけど、これを見送ったら一生涯見られないかもしれないと考え、購入を決断した。
「風来坊2」
3千円。まあ買うよね。せっかくだから。
「ミスター・ノーボディ」がおすすめで出てきて、これはいらないな…と思ったけど1千円。まあ買うよね。DVDのつもりが届いてみたらBDだった。いいけど。
風来坊シリーズはバッド・スペンサーとの共演。特に「風来坊2」は、喧嘩のシーンでトリニティ(テレンス・ヒル。悪魔の右手。風来坊)のダブルパンチやバンビーノ(バッド・スペンサー。悪魔の左手。職業は馬泥棒)の数人まとめて吹っ飛ばす場面があって、ゲーム「Slaps and Beans 2」の演出の出典のよう。ゲームで使われている曲もあった。
「風来坊」は、バッド・スペンサーの脳天チョップ初登場、ひげの怪力男のキャラクターが立った最初の映画らしくて感慨深い。
「ミスター・ノーボディ」にはバッド・スペンサーは出ない。西部開拓時代の終焉の頃を舞台にしたもので、現実的にも西部劇ブームの陰りに作られた、最後の西部劇とも言われる映画なのだそうだ。「ブルース・ブラザース2000」も、アメリカのブルースミュージック時代の終わりの足掻きのような、風前の灯のような映画だった。そんな哀愁が「ミスター・ノーボディ」にもあった。
三つとも、コメディですな。DVDにはテレンス・ヒル主演「皆殺しのジャンゴ」の予告版映像も入っていた。見るからに、こっちは本当の暴力映画っぽくて苦手。三つは安心してお勧めできる。機会があればぜひどうぞ。