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「北海道でゴルフ」アジアに売り込み・・・28日に協会発足

2010-04-27 | 北海道
「北海道でゴルフ」アジアに売り込み・・・28日に協会発足

 ゴルフ場もスキー場に続け――。北海道への観光熱が旺盛な中国やシンガポール、台湾といった東アジアを主なターゲットに、観光とセットでゴルフを売り込む「北海道ゴルフ観光協会」が発足する。ゴルフ場と観光関係の企業・団体がタッグを組む。パウダースノーを売りにオーストラリアから火が付き、東アジアの富裕層に人気のニセコ地区などのスキー場に続き、夏は「さわやかな北海道でゴルフ」の定着を目指す。

 日本国内のゴルフ人口は減少傾向が続き、愛好者からはゴルフ場天国と称される道内でも利用者確保は苦心が続いている。そこで、目を付けたのが、観光とセットにした海外への売り込み。特に、北海道観光が人気の東アジアに、夏のゴルフ場をPRする。参加するゴルフ場では、連携して情報を発信するほか、各コースや周辺の宿泊施設を中国語や英語で紹介するウェブサイトを開設する。外国人利用者向けのマナーブックも作成。従業員の語学研修なども共同で取り組むことにしている。

 会には、道内の165コースのうち30コースが参加する予定で、3年後には、年間約2万4000人の外国人ゴルファーの利用を目指す。

 ニセコ地区のスキー場が、外国人に人気の冬のリゾートならば、道内のゴルフ場も連携し夏のレジャーとしてアジアでの地位確保を狙うことにした。

 設立総会は、28日に札幌市中央区の「かでる2・7」で開き、顧問には北海道観光振興機構の坂本真一会長や、道産子プロゴルファーの高橋勝成さんらが就く予定。高橋成司会長は「道内には国内有数のコースがあるのに情報発信が少なく、外国人の利用はほとんどなかった。冬はスキー、夏はゴルフと認知されるよう取り組んで行きたい」と話している。

海外からの観光客増へネットで映像発信…北海道

2010-04-27 | 北海道
海外からの観光客増へネットで映像発信…北海道


 海外から観光客を呼び込むため、北海道はインターネットを通じた海外向けの観光映像発信事業に乗り出す。「地域特派員」を観光名所に派遣して番組を制作し、海外の旅行会社のホームページ(HP)や国内企業の海外顧客向けHPを通じて北海道の魅力を売り込む。

 道によると、6月から来年3月にかけ、道南、道央、道北、道東の4圏域に専属の「地域特派員」を配置。ビデオカメラやスチールカメラで、四季折々の自然やグルメ、レジャーなどの映像や写真を撮影してもらう。

 知床半島に生息する野生のヒグマや網走の流氷といった自然、札幌の時計台や大通公園周辺、函館の五稜郭公園、登別の温泉など、北海道を代表する観光名所だけでなく、観光牧場などで行われるジンギスカンや美唄焼き鳥、旭川ラーメンなどのグルメ、地域住民しか知らない“穴場”を発掘することも期待されている。

 道はこれらの映像を基に、4圏域で計60本以上の短編番組を制作し、海外の旅行業者のHPなどを通じて配信する。特派員が撮った写真の画像で観光PRサイトも作成し、HPに掲載する。中国語版、韓国語版、英語版を用意する。

 北海道運輸局の統計によると、2009年に道内を宿泊旅行で訪れた外国人観光客は、前年に比べて2割減ったが、国別では中国とタイが、いずれも7割増。

 このため、道観光局は「5月に上海万博が開幕する中国は経済発展が著しく、さらなる観光客の誘致が期待できる。アジアの国・地域を中心に、北海道の魅力を売り込みたい」としている。

 ◆国の緊急雇用創出事業活用◆

 今回、道が行う観光映像発信事業は、国の緊急雇用創出事業を活用。今年度当初予算に事業費3500万円を計上している。民間委託で事業を運営し、「地域特派員」や番組、サイト制作の補助スタッフら5人以上を「雇い止め」などによる失業者から新規雇用してもらう。

 委託する際の条件として、事業費の2分の1以上を、新規雇用した従業員の人件費に充てることが条件。道は、参加を希望する企業を28日まで受け付け、5月12日までに企画書を提出してもらう。その後、審査を経て同月下旬に委託先を決定する。

(2010年4月26日15時07分 読売新聞)より