集合恐怖症にはシンドイ?「おっぱい雲」アルゼンチンに出現
アルゼンチンのブエノスアイレス州で今月8日、激しい雷雨が過ぎ去った後に、乳房が連なったような形をした不思議な雲が現れた。
英語やラテン語で「ママのおっぱい」を意味するこの雲は、雲の底からこぶ状の雲がいくつも垂れ下がって見える現象のこと。雲の中に雨粒や氷の粒がたくさん蓄えられたときに気流が乱れると、雲の底面近くで気流が衝突し、こぶ状の雲が出現する。
激しい気流の渦が発生しているため、上空では乱気流、地上付近では竜巻が発生しやすくなることから、竜巻の前兆としてとらえられている。
今月8日、南大西洋に面した港町ネコチェア上空では、激しい雷雨が去った直後の一瞬の晴れ間にとらえられたもの。夕焼けを反射して黄金色に見えるが、不穏な空の色を見るとこの後にもひと荒れ来そうな気配だ。
写真の撮影に成功した人たちは「空にたくさんのマシュマロが!」と喜んでいるようだが、ブツブツしたものが密集した状態を恐れる「集合恐怖症」の人にとっては「恐怖のおっぱい」に見えたという。気持ち悪い作り物のようです。