シャンシャン勇ましい顔!親離れへさらに前進 午後もひとりで 上野
今月13日から母親・シンシンと離れて暮らす訓練をしている上野動物園の人気パンダ、シャンシャンがきょう(20日)、次のステップへ前進した!これまで「ひとりタイム」は午前中のみだったが、これから屋外にいる間は午前と午後の長時間をひとりで過ごすことになる。
野生のパンダ同様、シャンシャンも1歳半を迎える来月を目標に、シンシンと完全に別居させる予定で、すでに13日から、午前中は母親と別々に過ごしてきた。ひとりの時間を徐々に長くしていくなかで、シャンシャンのようすが安定し、ひとり立ちが順調に進んでいると判断できることから、きょう、ステップ1「午前別居」から、ステップ2「屋外放飼中別居」への移行が決定した。これでシャンシャンは、屋外にいるときは、午前も午後もひとりで過ごすことになる。 別居が始まったばかりのころは、母親を探してウロウロする姿も見られたが、今月19日に撮影された動画では、不安な表情を見せることもなく、ひとりでのんびり歩きまわったり、お気に入りのやぐらにのぼっていつも通り遊んでいる。やぐらの上では、足をだらーんと投げ出し、のんびりひと休みしたかと思えば、細い木のてっぺんでキュッと縮こまるように、絶妙なバランスを取って眠る一幕も..
今回の映像にも、親子並んでササやタケを食べるシーンがおさめられているが、シャンシャンがひとりで笹の葉を味わう姿も見られる。丸太に腰かけるようにして葉っぱを口でうまく摘み取り、ヨッコラショとどこかへ持ち去る一連の仕草はどこかおとなっぽく、頼もしい成長ぶりを感じられる。
今後、親子でいっしょに過ごすのは、夜間のほか、閉園作業時や雨天時のみだという。特にシンシンの居場所は午前と午後では異なるので(画像3枚目)、動物園へ足を運ぶ際は、公開スケジュールを事前にチェックしよう。