暁 朝 昼 夕

物語詞。登場人物の述懐、および断片的な言葉。

三叉路

2006年03月15日 | 私のフィクション

とてもひどい筋書きだね                
私達三流ドラマみたいに陳腐な運命を歩んでいるよ       
                              
                               
あなたが生きているといい                  
誰も私に                          
教えてくれないけれど                    
                               
あなたが生きているといい
私は憶病でわからずやだった私を恨んでいる


八年たっても忘れられないみたいだよ
きっと十年たってもダメだろう

いまやあなたが生きてるかどうかもわからないのに


もう
背中に証を入れた?
もう
手を使うのをやめて弾をもった?

あなたほど優しい人はいなかったけれど
あなたがどんなあなたでも関係ないの

あなた以外にあげたい人などいない
あなた以外にほしい人などいない


間違ったいい子を演じた私の自業自得だね
あなたに破ってもらえなかったもの

あなたに何人できようと
私を特別にしつづけたあなたの罪

私だってもう変わってしまったよ
笑い方がわからなくなった
食べたいものがなくなった


あなたが冗談交じりにからかいながら頭をなでてくれた名残り
あなたが私を壁際に追い詰めたときの香り

八年たっても忘れられないみたいだよ
きっと十年たってもダメだろう


もう
腕に誰かの名前を入れた?
もう
駆けるのをやめて鍵をもった?

あなたは私が変わってしまったことに気付くだろうか
あなたは変わった私を見て傷付くだろうか

もうわからないふりなどしないから
ただあなたに破ってほしいの

あの子たちと同じになっていいよ
あんなふうに特別でいるの
本当はとても悲しかった


八年たっても忘れられないみたいだよ
きっと十年たってもダメだろう

誰に尋ねたって
いまやあなたが生きてるかどうかもわからないのに



あなたの別れ道
私が手をひいていればよかった

そうすればきっと

二人とも違う場所に立っていた


  
   WEB拍手する(お礼は5種)


1 コメント

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あとのイイワケ (あさつき)
2006-03-15 19:00:54
私のトラウマも思い出も全部あなたのもの





榎の下で本を読んでいた日は遠い

智くふるまおうとして私は間違えていた

志も何もあのとき捨ててしまえばよかった



八年たっても忘れられないみたいだよ

きっと十年たったら探してしまうだろう











さてさて、まったく関係ないのですが、

昨日はまあ、例の日ですので(笑)、毎年恒例のため

お隣の幼馴染君(ただし幼少期にブランクあり)がうちにきて、

ついでに小学校のときのクラスの同窓会が開かれる話になりました。

しかしまあ、4年前までは毎年同窓会をやっており、

最後にやった全員集合の同窓会は2年前、

引っ越した人間も2人くらいなので皆半径500m以内に

住んでいるというまとまり感(笑)

この間の日曜日も、元クラスメイトの男の子と

近所のスーパーで会ったと思ったらまた次の別のスーパーでも

彼に遭遇……何やってんだ(笑)



会いまくっているため懐かしさとは縁がありませんが、

近いうちに皆の近況をまとめて聞けるというのは

楽しみです。

そしてその次の日もまた微妙に久しぶりな友人と

朝っぱらから会う予定が……。



先月から友人に会いまくりです。

先月は一泊の予定だった友人宅に流れで二泊したり、

高校からの友人に会い、

小中高大一緒だった友人に会い(つい数日前もごはんしました)。

どうしよう、遊んでる場合じゃないのに(笑)
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