死が二人を つまで
君はいつもその言葉に
不服をささやいては眩しく仰ぐ
死が二人を とうと
君はいつも口ずさむ
私たちにはきっとその方が似合うと
わたしはだまってほほえんだ
わたしは地獄にいってもいいから
君にはどうか天国を
死が二人を とうと
君は約束の指をからめて続ける
きっと彼の世の果てまでも手をつなぎ . . . 本文を読む
キャスト
縁(ゆかり)・・・
葉月・・・
弥生・・・
ケン・・・
村長・・・
弥生の母・・・
子供1・・・
子供2・・・
子供3・・・
子供4・・・
母1・・・
(ザアザアと川の流れる大きな音。ねずみ走りに立って晴れやかな表情の葉月。
葉月にスポット。
山台に立っている縁(髪 . . . 本文を読む
一度だってグラタンが食べたいとは言わなかったあなた
あなたの一途さに夢をみたわ
一度だってグラタンが食べたいとは言わなかったあなた
あなたの鈍感さには愛想が尽きたわ
お夕飯においていくから
どうかこれが最後の一皿となりますように
一度だってグラタンが食べたいとは言わなかったあなた
私 本当は 本当は 食べてほしかった
だけど恐かったから やっぱりこれにするわ
ねえ . . . 本文を読む